【男主】赤髪の六年生の話【善法寺伊作】

あいさつしてまわろう ページ26

というわけで、始まりした。

第一回“あいさつしてまわろう”の時間です

伊作くんの話だとこの時間一年生〜三年生は座学、四年生と五年生が実技という事なので

まずは何もない同期達にあいさつしてまわろうと思います





『それぞれい、ろ、は組の３つに分かれてるって言ったよね？は組って伊作くん以外にあと誰がいるの？』

「食満留三郎って人がいるよ。彼は僕の同室者で、よく薬草取りとか手伝ってくれるの

ちなみに用具委員会所属で、委員長なんだよ」

『へぇ、委員会ね。そっちも気になるけど、まずはその食満くんってのに会ってみたい』

「この時間だと用具倉庫かな。行ってみようか」



……
…





「留三郎ー、いるかーい？」


用具倉庫と書かれた看板の横に入り口があり、そこから伊作くんが大きな声で中にいるであろう友人を呼ぶ

だが、人の気配がない




「あれ、おかしいな。
ごめんA、少し待ってて もしかしたら裏かも」




伊作くんが食満くんを呼びにいく間、中に入って周りを見渡す

手裏剣や苦無を含む忍者が使う道具一式がたくさんあった。


(やっぱ凄いな忍術学園)



『へぇ、こんなものまであるのか』


あまりお目にかかれない武器が目に入り手に取る

他には何があるんだろう。と、気まぐれで近くの棚に触れようとした。



その時




「誰だ」

『…！』



倉庫の中ではなく、外から。

少しばかりの警戒心が籠った声が静かに響く




「！ お前、確か…」

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