心配する心と地を這う声 ページ23
「あ!ごめんなさい。挨拶が先よね
私はこの食堂のおばちゃんをしてる者よ
よろしくね」
『よろしくお願いします。
オレは神楽Aといいます。六年は組に編入することになりました』
「そう!は組になったのね。
所で傷は大丈夫なの?
伊作くんからは大怪我だと聞いてたんだけど…」
『はい。まだ完治とは言えませんが、日常生活間での運動程度ならできる様になりました』
「それはよかった!ずっと伊作くんが心配してたから私も気になってて…
伊作くんは一緒じゃないのかい?
てっきり、一緒に来るもんだと思ってたんだけど」
『いや、えーっ…と』
「もしかして、医務室抜け出してきたのかい?」
『ゔ、』
「あらあらそれじゃあ伊作くん、今頃心配しているんじゃ」
『あっはは…どうで、しょ…っ!!』
刹那、全身に鳥肌が立ち 冷や汗が大量に流れる
『…っ』
「Aさん?どうかしました?
急に顔色が…」
きり丸が隣で懸念そうに眉をハの字にさせている一方で、廊下の方から禍々しい気を纏った“ナニカ”の気配を感じたAはその方向を見る
そして、ソレが姿を現した時、その場は驚愕の嵐になった
「ぎゃぁあぁああ!!!お化けぇえええ!!!」
『ぎゃあぁあ!!!お化けぇええ!!!」
「うわぁああ!!」
人の形をし、炭を上からかぶったかのように全身真っ黒
それがゆっくり匍匐前進してくる絵面は控えめに言っても地獄絵図。
それを目の前にしたきり丸、そしてAの絶叫が重なりその声に連鎖する様に久々知が叫ぶ
対照的に、その正体が分かり比較的冷静だった小平太は「あちゃー…」と声を漏らす
「伊作の奴。ここに来るまでに随分と不運に晒されたんだな」
『え、えぇ!?伊作くんなの!?』
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伊綱(プロフ) - ずんだ餅さん» ありがとうございます!気長に待ってて頂けたら幸いです^ ^ (2023年2月25日 8時) (レス) id: 4fcd5fb6be (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - 面白いです!!!更新待っときます。(*`▽´*) (2023年2月21日 23時) (レス) @page43 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
伊綱(プロフ) - Moonさん» コメントありがとうございます!大変励みになりますッ (2023年2月19日 17時) (レス) id: 4fcd5fb6be (このIDを非表示/違反報告)
伊綱(プロフ) - スイちゃんのご友人のご友人さん» ありがとうございます!とても嬉しいです^_^ (2023年2月19日 17時) (レス) id: 4fcd5fb6be (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月9日 18時) (レス) @page42 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊綱 | 作成日時:2022年10月10日 19時