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上層部vs姉 傑side ページ34

「姉さんが36回目の訪問に来た時

戦闘の末に消耗した私は一度、不覚にも呪術連盟に捕まった」

「え、」


私の告白に悟が困惑して、夜蛾先生は俯く




「先生は知ってましたよね?
学長ですし、元担任でもあったんだから」

「…ああ。上から報告が来た時、寿命が縮むかと思った

まさか、Aが上層部に脅しをかけるなんて」

「「え」」



何も知らなかった悟、そして新事実を知った私の困惑の声が重なる。そんな私達を横目に先生は深いため息を吐き


目頭を抑える。





「揃いも揃って、、教師泣かせのバカばかりしおって…」



そう前置きして、先生は上層部とAの会話を語った



“夏油傑の身柄は高専の夜蛾正道学長…および、五条悟と私、夏油Aの監視下に置き厳重に管理します。

夏油傑は呪詛師とはいえど元は術師を志していた特級

無くすには惜しい人材です”


“え?却下??おっかしいな。まぁ術式も考えて考慮するならその判断も分かりますが…

高専で教師として勤め、後世の生存率も上がり人手不足も改善されるのでは?”


“あー…もう、頭が硬いなぁ……

なら言い方を変えますけど、私は傑を殺さないし殺させない
第一当時10代の学生に渡す任務の量自体おかしかったでしょ

術師の健康管理もろくにできず知ろうともせず
脅威というだけで殺せるとお思いで?

あー、そう来ますか。

ならば私も悟呼んで、傑と組んでこの国落としますけど…どうします?”




「…姉さん」

「あいつ全然短気直ってねーじゃん…

まぁでも、僕もAの立場ならそうするかもね」

「馬鹿じゃないのか。私一人の為に姉さんも悟も
そこまでする必要ないだろ!!?」



「あるよ」




「僕もAも、結局お前を捨てきれなかった
我ながら未練がましいとは思うけど


でも、あの諦めの悪さのおかげで…お前とまたこうして話せる」


スッと外した目隠しの向こうにあった青の双眼
目を見るだけで心の底から喜んでいるのだと分かる

ほんと、笑えるよ



「物好きな奴らだな…ほんと」

「ん?それ褒めてる?」

「さぁね」

「つーかさ、改めて思ったけどすげーよな。お前の姉貴」

「知らなかったのかい?私の姉は凄いんだよ。色んな意味で」

あれから→←事の成り行き



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作者名:伊綱 | 作成日時:2023年10月2日 4時

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