な組のお姫様！Story６

予想外 ページ46

Aside

『っえ？』


予想外すぎる発言に思わず声が出た。


両腕を解放すると、莉犬は読み出した。


『え、ちょ、莉犬？』


莉「………ね」


『え何？』




莉「これいいね！なんか…男の俺でもキュンってした！ちょっと貸してくれない？」


『っえw』


またもや予想外ww


『いいよw…あでも！私もまだ読み終わってないからネタバレはダメよ！』


莉「はぁーい！ありがとう！」


と言って出ていってしまった。








『びっっっっっっくりしたぁ……』←



マジで焦った。


心臓バックバク。



『暇だなぁ』





そんで、することが思いつかなかったので散歩しに行くことにしました笑


『なーにぃ！』


な「どしたの？」


『お散歩行ってくるね！』


な「はーい。暗くならないうちに帰っておいで」


『了解！』





さ「あれ、どっか行くの？」


玄関で靴を履いてると、さとにぃに声をかけられた。


『暇だからお散歩！』


さ「そっか。………俺も行っていい？」


『もちろん！いーよ！』


さ「準備してくる。ちょっとまってて」


そう言ってタタタッと階段を上がって行った。




さ「お待たせ。行くか！」


『うん！』




道に出ると、当たり前のように車道側を歩いて、私の歩幅に合わせてくれてる。


優しいなぁ。


『たまにはいいよね。散歩って』


さ「だな。ここら辺は特に良いだろ。ド都会って訳じゃないし」


『ねー。原宿の方とか疲れそう笑』


さ「もし行くなら誰かと同行な？」


『分かってまーすw』




さ「あ、ごめん。コンビニ寄っていい？」


『いーよ！じゃあ私は外で…』


さ「いや、一緒に来て。外で待ってたら虫が寄ってくる」


『え？冬だから虫いなくない？』


さ「いーの、ほら、行くよ」


手を引かれてコンビニに入る。


さ「あったけーw」


『マフラー取るわw』



さとにぃに着いていくともう何かを買ってた。



さ「お待たせ。はい、差し入れでーす」


頬っぺにビニール袋を当てられる。


『温かい…！』


ビニール袋を受け取って中を見ると、


そこには肉まんがあった。


『肉まん！！』


さ「外で食べよーぜ。マフラーもう巻いときな」


『はーいっ！ありがとう！！』


さ「どーいたしまして」


さとにぃは二ッと笑って頭を撫でてくれた。


☆肉まんって美味しいんだよなぁ笑

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