な組のお姫様！Story６

バレンタイン ページ31

Aside

また朝が来て…そんで学校へ……


なんかさ、3年生の卒業が近いからか何なのか知らないけどさ、二学期より視線が痛いんですけど()


最後の最後でアピールめっちゃしたいんだろうなぁ。


バレンタインもあるし。








『バレンタインじゃん』


思わずお箸を落としてしまった。


…あ、ちなみに今は昼休みだよ。


こ「どしたの急に」


『１ヶ月後！バレンタインじゃん』


莉「あぁー………バレンタイン(男の勝負の日)か」


と言いながら私に割り箸を渡してくれた。


『何それw あ、ありがとう』


…あれ、バレンタインって普通にチョコ渡す行事じゃなかったっけ？←


さ「ま、俺らは嫌でもたくさん貰えるからな」


ジ「俺はAからのが欲しいー！」


『いや毎年あげてるじゃん』


ジ「でも本命じゃないやろ？いややーっ」


り「…友チョコ？」


『いやぁ……にぃに達は友達じゃなくて家族だからなぁ……』


こ「え、嘘、もしかして義理チョコだった？」


『なわけない！恋愛感情じゃないけど好きって気持ちは毎年入れてる！んーと…だから…家族チョコ？w』


る「本命……」


『他の女子からたくさん愛の詰まったチョコを貰ってるじゃない』


な「やっぱ好きな人から貰いたいよねぇー」


『いつもありがとうチョコならあげられるけど』←


さ「……やっぱまだ誰かを意識したりっていうのはないよなぁ」


『うん…ごめんね、真剣に考えてるんだけど…』


莉「いや、いいよ。俺らはみんな、ちゃんと待ってるから」


こ「それを承知で告ってるもんね」


る「焦らず、ゆっくり考えて大丈夫だよ」


『うん……ありがとう』




ご飯を食べてると、袖を引っ張られた。


『…りねこくん？』


り「………なぁ、ちょ、チョコって……俺も貰えたりするか……？」


目を逸らして聞いてきた。





なんて可愛いんだ←


『もちろん！ちゃんとあげるつもりだよ？』


り「そ、うか………よかった…」


少し口元を緩ませて自分が座っていた方へ戻って行った。



なんかりねこくん、私に告白してから積極的になったなぁ。


…積極的になったのはなーにぃも。


前よりハグしてくるし、すっごいデレデレ。



可愛いからいいけど()









『まだ誰が好きとか分からないな…』


☆

あの日→←グッパー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す