な組のお姫様！

雷 ページ20

Aside

あの後も雑談をして、家に着いた。


る「『ただいまー！』」


「「「「「おかえりー！」」」」」


『私着替えてくるね！』ﾀﾀﾀﾀ…


ガチャ


『はぁ…しっかりしなきゃ…』


気分転換に星空でも見ようと窓を開けると雨が降っていた。


『えぇーさっきまで降ってなかったのに…』


遠くを見ると黒い雲がこっちに来ていた。


え………


………早く着替えてみんなの所へ戻ろう。



ゴロゴロゴロ……


『うわぁっ！…もうやめてぇ(泣)』


私……雷めっちゃ苦手なんです………


『どっどどどどうしよ……』


頭は真っ白になってパニック状態。


『まままままず、きっ着替えよう……』


急いで私服に着替える。


『えええええっと……つつつつ次は……』


ゴロゴロゴロ…………ドーン！


『いやあああっ！怖い…助けてっ……！』


カチッ


『嘘………停電………？？？？？やだやだやだやだ』


なんと花島選手、暗闇も苦手だぁぁぁっ！


『ゔゔぅ……なーにぃ…ジェルにぃ…さとにぃ…ころにぃ…るぅと君…莉犬…！』


目が熱くなる。


私…泣いてる……


『とっとにかく…リビングに…行かなきゃ……』


だけど真っ暗で頭はパニックになっていて動けない。


『誰かっ…！』


ジェルside

帰って来て自分の部屋に行ったA。


こ「うわ、外雨降ってきたじゃん。よかったね、濡れないで」


莉「あ、黒い雲！今夜は雷だね」


ジ「雷かぁ……そろそろ梅雨やなぁ」


な「雷……」


さ「ん？なーくんどした？」



な「Aって雷無理じゃなかった……？」


「「「「「あ…」」」」」


ゴロゴロゴロ……


こ「……部屋に行く？」


さ「いや…着替えてるだろ」


る「流石に僕らでも入っちゃダメですよね」


莉「泣いてなきゃいいけど……」


ジ「毎回泣いてるもんな」


な「パニックになるからねぇ」


カチッ


突然電気が消えた。


さ・ジ「停電…？」


な「……みんな、中心来て。目はすぐ慣れる。莉犬君、懐中電灯。るぅと君、ブレーカー。ジェル君、ころちゃん、A見てきて。さとみ君は俺と待機。」


「「「「「了解」」」」」


なーくんの的確な指示でみんなが動き出す。


こ「ジェル君、行こ」


ジ「おう」


俺たちは目がもう慣れた為急いでAの部屋へ向かう。


待っててや、A。

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