【ヒプマイ】ハマの姐さん

十二 ページ14

貴方side

唇に触れた柔らかくて熱い 何か
え？ ん？えっと？ 左馬刻にキスされた？

それに私を好きって・・・
顔が熱い 林檎みたいになってる筈

急いで玄関の扉を閉めてもたれ掛かる

貴｢私の事好きって言ってたわよ！？
それってLIKEの意味？それともLOVE？ どっちも嬉しいけど明日からどうすれば良いの？あぁぁぁー｣
飼い犬しかいない広い部屋に独り言が響く
心配になったのかクゥーンと飼い犬が擦り寄ってくる

貴｢心配してくれるの？ ありがとうね うふふ｣

取り敢えずお風呂入って 寝ました♡

ー翌日ー

今日は何もお仕事が入ってない
なので一郎くん達に菓子折り持ってきます

前もって連絡は入れてあるから迷惑ではない筈よ 多分

ピンポーン♪
貴｢ごめんくださいー！｣

ドタドタと家から聴こえる
扉が開くと我先にと顔を出す三兄弟

全｢｢｢いらっしゃい姐さん！/姉ちゃん！/A姉！｣｣｣

貴｢うふふふ 元気があって宜しい！でも慌てるのはスマートではなくってよ？｣

三人して耳まで真っ赤にして照れる
可愛いわ〜 取り敢えず三人とも撫でました

三｢A姉 一緒にカードゲームしましょうよ それかオセロとか ねぇ？｣

二｢てめぇ三郎！ A姉ちゃんは俺とアニメ見んだよ！ ねぇ〜｣

あらあらまぁまぁ 喧嘩は良くないのよ
前にも言った筈なのにな〜まぁそれでも可愛いのだけれども 喧嘩は駄目よ

一｢コラっ！お前ら姐さんが来て嬉しいのは分かるけど喧嘩は辞めろ！ すいません姐さんお見苦しい所を｣

貴｢構わないわよ いいじゃない元気で安心したわ うふふ｣

一｢ハハお恥ずかしい てか姐さんどうしました？なんか元気がない様な？｣
やっぱりバレてしまうものなのかしら
左馬刻が突然告白してキスしてきたんだもん
そりゃ慌てるわよ 弟分みたいな子なのに

貴｢あら やっぱり分かるものかしら？ あのね・・・その左馬刻に告白されたのよ それに去り際にキスされてね それでそのあの子が私に好意を持っているのが未だに驚いてて｣

ガタッと音が経ったと思ったら一郎が椅子から立ってて 二郎と三郎がこっちを見てる

一｢姐さんはなんか返事したんすか？｣
少し俯き気味の一郎がなんか怖い

貴｢い いえまだ言ってないわ その急で何も言えてないの｣
少し離れた場所にいる一郎くんがガシッと私の腕を掴む

貴｢あの一郎くん？ その痛いわ 腕離してちょうだいな｣

一｢良かった 貴方が左馬刻なんかのものにならなくて俺も貴方の事愛してますから ねぇ姐さん？｣

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