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一虎side
俺はマイキーを罠に仕掛ける為に廃車の上に上った
それにさっき、半間君から電話を貰った
場地が俺を殺そうとしてるっていう連絡だった
マイキー「一虎ぁ!目を覚ませ!!」
俺の近くにいた春雨の奴がマイキーに蹴りをいれた
不意打ちをつかれたのかマイキーは膝をついた
一虎「どーしたマイキー!?膝なんてついてよぉ」
チョンボ「スゲェ不意打ちなのにガードしたぞ?」
チョメ「気ぃつけろチョンボ、やっぱこいつ強ぇーし」
マイキー「…俺はテメェを殴らねぇ」
一虎「知らねぇよ」
廃車の一番上にはソファーに座って俺達を見下ろしてるAがいた
俺はAの隣に立ちマイキーを見下ろした
一虎「コイツらはテメェ用に用意した俺のいた少年院で最強だった喧嘩のエキスパートだ!」
チョンボ「よーく観察したぞぉマイキー」
チョメ「強えー奴なんて大概噂だけだろ」
チョンボ「行くぜマイキー!」
チョンボがマイキーに飛びかかった瞬間マイキーの腕が伸びた
チョメ「チョンボ離れろ!」
そして、ギリギリチョンボはマイキーの蹴りにも当たらずにすんだ
チョンボ「危っぶね!!」
マイキー「チッ…ちょこまかと」
チョメ「こいつは本物だ」
一虎「なんでテメェをここに誘い込んだと思う?マイキー!
この足場の悪さじゃあテメーの自慢の核弾頭みてーな蹴りも上手く決まんねーだろ」
マイキーが俺の方を見ている隙を狙いチョメがマイキーに蹴りをいれた
チョメ「こっからが本番だぞ!」
俺はチラッとAを見たけど、まるで当事者じゃないように喧嘩にすら参加せずに傍観していた
チョンボとチョメがマイキーの足を掴んで身動きが取れなくなったマイキーが俺を見つめていた
マイキー「一虎、戻ってこい」
一虎「戻る…?ふざけんな、、俺はお前を殺す!!」
俺は近くにあった鉄パイプを手に取りマイキーの頭目掛けてフルスイングしようとした瞬間、鉄パイプの動きが止まった
俺は後ろを振り向くとAが鉄パイプを止めていた
「…最近、眠れねぇんだァ
誰が味方で敵なのかも分かんねぇ…そうだろォ?」
Aの目は虚ろでチョメもチョンボも釘付けになっていた
一虎「どういうことだよ」
「一虎ァ、もう一度確認したいんだァ
僕はお前の味方か?それとも敵なのかァ?」
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作者名:するめめだかからす | 作成日時:2022年9月3日 16時