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月詠side

エレベーターで吉原に来てみたが…以前より煌びやかになっただけでありんす…

それにしても、Aはどこに?


?「おねえさんっ♡探してんのはこの女かな?」ニコッ

首元に蛇のタトゥーが入った男が女を一人抱えていた
その女をわっちの前に投げてきたが、Aでは無かった

だが…その女の顔には酷い切り傷があり、出血も酷い…

月詠「用があるのはコイツでは無いが…女にこんな仕打ちする奴を見逃すわけにいかない」

わっちは懐に忍ばせていたクナイを取り出し男に向けて投げたが、難なく避けられた

?「こっわ〜!てか、強いね!!鳳仙さんもきっとおねえさんみたいな人いたら喜ぶよ!」


ドガァッ_________________

男が勢いよく吹っ飛ばされた…え?
わっちの前には着物を着崩して化粧をしたAがいた

その表情は、怒りに満ちていた

「龍星ィ…どうやって死にてェ?」

月詠「A…!」

龍星「全く…女の子がそんな物騒な言葉使うなよ」

「…この子に何したんだァ」

Aは倒れている女の子を指さして龍星と呼ばれる奴を睨みつけていた

龍星「ん?あー…コイツ、逃げようとしたから女としての価値無くしてやろうかなってね!

まあ、ココは腐るほど女の子いるし1人や2人いなくても
鳳仙さん怒らないじゃん?」ニコッ

「…テメェ、本気で言ってんのかァ?」

龍星「割とガチだよ」ニコッ

「テメェ…ツッキー、すぐ終わらせるから待っててなァ」

Aが龍星に向かって蹴りをいれようとした瞬間

龍星「ストップ♡…俺に逆らっていいのかな?
春雨にアンタがここにいる事バラしちゃうよ?

そんな事したら…神威だっけ?いや、沖田も場地も黙ってないよね??皆、鳳仙に殺られちゃうね」ニコッ

Aの動きはピタッと止まり、振り上げていた足を下ろした

「龍星…!」

龍星「黙って欲しかったらさ、あまり俺に逆らわないでよ」

龍星はAに近づき首に首輪、手に手錠、足に足枷を
させていた

「テメェ!!」

月詠「なんだと…っ」

龍星「怖がらなくて良いよ、だけど次俺に逆らうような事したら俺も容赦しないからね…あー、あと、それ

下手にとったりしたら日輪の命は無いから」

「…どういうつもりだァ」

龍星「そりゃあ、逃げたら殺すって事だよ」ニコッ

月詠「コイツ!!」

龍星「あと、お姉さんは鳳仙さんに話するから
俺についてきてね…逃げたら日輪もAも殺すよ」ニコッ

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作者名:するめめだかからす | 作成日時:2022年9月3日 16時

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