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ﾄﾞﾗｹﾝside
ｺﾝｺﾝ_________________
俺の部屋の扉がノックされた
月詠「堅、入っていいか？」
ﾄﾞﾗｹﾝ「おう」
扉が開かれると、月詠が俺を見つめて立っていた
月詠「すまないが、この店を１ヶ月あけるからその間
堅…アンタに任せようと思ってな」
ここの店をあける…？
ﾄﾞﾗｹﾝ「何かあったのか？」
月詠「野暮用だ」
俺から少し目を逸らして、煙管をふかしていた
こういう時は大抵、俺に言えない事がある時だ
ﾄﾞﾗｹﾝ「…それは危険なことなのか？」
月詠「まあな…」
ﾄﾞﾗｹﾝ「俺には言えねー用事って事だよな」
月詠「すまないが、深追いしてほしくはないな」
ﾄﾞﾗｹﾝ「わかった…絶対に戻って来いよ」
月詠は俺を見てニヤッと笑った
月詠「あぁ…」
ﾊﾞﾀﾝｯ_________________
深追いすんなって言われたけど、俺が約束守るとでも思ってんのか？
尾行するしかねーよな！！
ﾄﾞﾗｹﾝ「俺らしくねーけど…」
俺は近くのハンガーにかけていた上着を手に取り
月詠の後を尾行することにした
月詠side
よし、行くか…そろそろ時間だしAを待たせたたら悪いしな
わっちはビルを出て新宿の地下施設"吉原桃源郷"に繋がるエレベータがある廃ビルを目指した
けど…どうしたものか、、先程から後ろの視線が凄いから
目的地まで行きたいが…巻けない…
堅の奴…わっちのこと尾行してるな
わっちは懐からクナイを出して堅に当たらない程度で投げた
月詠「堅、尾行するなんざ、いい度胸しているなｧ？
次は貴様の眉間にクナイを投げ込むぞ」
わっちは後ろにいる堅の所まで行き、堅の眉間をトントンと軽くつついた
ﾄﾞﾗｹﾝ「ﾁｯ…やっぱ、気付いてたか」
月詠「ﾁｯ…じゃない！深追いするなと言ったろ…ったく
もう着いてくるんじゃないぞ」
ﾄﾞﾗｹﾝ「なあ、こっち方面って新宿だよな…
もしかして、春雨と何かあったのか？」
月詠「無い…お前はさっさと家に帰りなんし
補導されても向かいに行く奴なんていないからな」
ﾄﾞﾗｹﾝ「へいへい…まあ、気をつけて行けよ」
月詠「あぁ、じゃあな」
ﾄﾞﾗｹﾝ「おう」
堅は諦めて来た道を戻って行った
それより、Aを待たせてしまっているな…
早く行かないと
わっちは足を目的地である新宿のとある古びたビルの前にいた。このビルの中にあるエレベーターで地下に行けば
"吉原桃源郷"に繋がっているんだよな…
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作者名：するめめだかからす | 作成日時：2022年9月3日 16時
