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晴太side
マイキーさんがオイラの事情を話していると
お登勢さんとキャサリンさんがお腹を抱えて笑っていた
お登勢「こんなチンチクリンが吉原一の女を落とすって?」
キャサリン「ガキが発 情してんじゃないよ!
家に帰って母ちゃんの乳でも飲んでな!」
いつの間にかオイラの周りには新八さんと神楽さんもいた
家がこの店の上だとからしい、そしてマイキーさんの友達
新八「笑い事じゃないですよ、てか、そんな事許されると思ってるんですか?」
神楽「細かいこと言うなヨ新八
ガキに先越されて焦ってるアルか?」ニヤッ
新八さんはピクっと体を動かした
新八「あ…焦ってねぇし!!」
神楽「"焦ってねぇし"って何だヨ!
完全に焦ってんだろう、噛んでるし」
新八「ぜ…ぜん…全然だけど?えっ何か?
やろうと思えば、いつでも出来るし?
やらないだけだから、僕の場合…
そういうんじゃなくて、まだこんな子供がね
そんな地下施設に出入りするなんて…」
新八さん…いや童 貞がオイラに向かって何か言ってきた
つか、さっきから行動がぎこちないし
晴太「ガキじゃない!晴太だ童 貞!」
一瞬、童 貞が固まったかと思うとオイラの肩を掴んで
目を見開いて勢いよく揺さぶってきた
新八「てめぇ今何つった!意味わかってんのか!この野郎!」
神楽「落ち着くアル童 貞」
神楽さんが追い打ちをかけたのか、新八さんの目は焦点が定まらないで少し充血していた
新八「童 貞ナメんな!30歳まで童 貞貫いた男はな
ゴッドハンドと呼ばれ加藤の鷹という存在に転生出来るんだぞ!」
たま「データに書き加えておきます
"30まで童 貞を((ドガッ
たまさんが新八さんの言葉を反復しようとした瞬間
お登勢さんはたまさんの頭を軽く小突いた
お登勢「要るか、そんな情報!」
てか、新八さんの力意外と強くて肩痛いかも…
オイラはマイキーさんに目で助けを訴えた
マイキーさんは頬杖をつきながらニコッと笑った
マイキー「まあまあ、離してやれよシンパっち
ガキの分際で女に興味持つなんて、大したもんだよ
しかも女のために金集めようとスリとは…末恐ろしいガキだな」ニコッ
マイキーさんの一声で新八さんはオイラの肩から手を離した
オイラはカウンターの方に向き直った
晴太「親のいないオイラが金を手に入れる方法っつったら限られてる、だから…」
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作者名:するめめだかからす | 作成日時:2022年9月3日 16時