春雨4【東京卍リベンジャーズ×銀魂】 (ページ30)

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マイキーside

阿伏兎…アイツはAの下に着くのかよ
あの年齢だと鬼兵隊から送られた奴だろうな

だけど、静かにピリッとした殺気が俺を刺したのはわかる
俺を敵視していたよな

ﾄﾞﾗｹﾝ「マイキー、アイス溶けてんぞ」

ﾏｲｷｰ「あ」

やべぇ…さっきのジジイの事考えてたら、
パフェ食うの忘れてた

一虎「…そろそろ、俺行くわ。母さんにも帰る約束したし」

ﾄﾞﾗｹﾝ「おう、タケミっち、少し付き合えよ」

武道「え？！あ、はい！」

ﾄﾞﾗｹﾝ「つーわけだから、マイキー俺ら行くわ」

ﾏｲｷｰ「うん」

一虎、ケンチン、武道は俺とシンパっちに手を振って
ファミレスを出ていった

俺は溶けかけのアイスを喉に流し込んだ
やっぱ、パフェ美味ぇな

俺は空になった皿を端に置いて頬杖をつきながらシンパっちを見つめた
シンパっちは不思議そうに俺を見つめていた

新八「マイキー君？」

ﾏｲｷｰ「シンパっちは、Aの事大好きだよな」ﾆｺｯ

新八「な？！そ、そうですね…ぁ、あくまでも家族としてというか仲間としてですよ？！！」

シンパっちは何を考えてんのかわかんねぇけど顔を真っ赤にさせながら顔の前で手をパタパタさせていた

ﾏｲｷｰ「ﾌﾟｯ…顔真っ赤じゃん！！」

新八「か、からかわないでくださいっ！！僕にはお通ちゃんという推しがいるんですからね！！

それに、Aちゃんの事1番想ってるのはマイキー君じゃないですか！！…ﾊｯ！」

シンパっちは"しまった"と小声で呟いて手を口元にあてた

ﾏｲｷｰ「間違いねーな」ﾆｺｯ

シンパっちは俺の対応に驚いて固まっていた

新八「え？」

ﾏｲｷｰ「でも、俺は場地みてぇに東卍捨ててアイツの傍にいてやることも出来ねぇ…情けねぇよな」ﾆｺｯ

新八「情けなくないですよ！」

ﾏｲｷｰ「シンパっち…」

新八「あんなバレバレの嘘にわざと引っかかったフリしてあげるのはマイキー君の優しさじゃないですか！！

そして、今間違った方向に行っているAちゃんを止めようとしてる人が情けないわけが無いです！」

ﾏｲｷｰ「…なんか、シンパっちに励まされてる？」

新八「あ…す、すみません、偉そうなこと言って…」

ﾏｲｷｰ「いや、ありがとな…俺、少し焦ってたんだ
Aが遠い存在になっていく気がしててさ…

俺の手に届かなくなるんじゃねぇかって怖かったんだ」

新八「マイキー君…」

ﾏｲｷｰ「でも、目ｪ覚めたよ…ありがとなシンパっち！」ﾆｺｯ