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武道side

俺と新八君はドラケン君と一虎君と一緒にファミレスに来ていた

一虎「"悪者は僕1人で良い"…俺はまたアイツに守られた
だけど、もう守られるのも嘘吐くのもこれが最後だ

もう逃げねぇ、向き合わないといけない
アイツの背中を見て思った…だから、俺、Aを助けたいんだ、次は俺の番なんだ」

ドラケン「…死ぬぞ、一虎」

ドラケン君は間違った事言っていない…
今のAちゃんを助けるにはバックについている鬼兵隊が凶悪過ぎる…

一虎「…分かってる」

ドラケン「命投げ打って助けられてもAは喜ばねぇだろ」

一虎「…でも…他に、どうしたらいいか…わかんねぇんだよ」


カランッ_________________

ファミレスに入ってきたのはマイキー君だった
俺達を見つけるとにこやかに近づいてきて席に座った

ドラケン「マイキー!!」

マイキー「ん?皆して何話してんだよ」

マイキー君はニコニコしながら俺達の顔をチラチラと見た

ドラケン「春雨についてな…」

その瞬間マイキー君は表情を変えた

マイキー「春雨ね…あらかたAの事だろ」

マイキー君の表情はニコッと変わった
それにしても、マイキー君にはなんでもお見通しなんだな

マイキー「アイツは俺が潰す…それでチャラにするつもりだ
それに、Aの嘘は許すのが俺の役割だ

テメェ等は俺について来い、俺がいる限り負けねぇよ」

マイキー君はやっぱりかっけぇな…

一虎君は安心したのか泣きそうになりながら微笑んだ
ドラケン君は少し呆れながら笑った

新八君は安堵した表情をしていた
なんか、俺もなんかホッとしたな

でも、またすぐに春雨と抗争があると思うと正直怖い
今回は上手くいって死人は出さなかったけど
まだ稀咲の手のひらの上だと考えると、また誰かの命が狙われてるんじゃないかって思う

一虎「あのさ、マイキー」

マイキー「ん?」

一虎「今更だけど、マイキーって、Aの事好きなの?」


「「「「は?」」」」


いや、一虎君?!何ぶっ込んでんの?!!

新八「そ、それは…その、友達としてというか仲間としてって事で聞いてますよね?!」

一虎「いや、女としてだろ」

今、まさに敵対してる総長で抗争が終わったばっかなのに
何聞いてんだよこの人!!

ドラケン「ブハッ…マイキーに色恋なんざ分かんねぇだろ!」

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作者名:するめめだかからす | 作成日時:2022年9月3日 16時

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