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場地side
俺はこんな事望んでなかったんだ
一虎を東卍に戻す事、稀咲の陰謀を壊す事
そして、Aとマイキーの間にある溝を無くしたかった
前みたいに、皆で笑い合いたかっただけなのに
なんで…
Aかマイキーどっちか死んだら意味ねぇだろ
場地「もう、やめてくれっ…2人とも、、頼むからっ」
俺の声が聞こえない二人はずっと殴り合いを続けていた
もう、限界なのに何で倒れねぇんだよ
マイキーは鉄パイプで頭を何度も殴られて頭が切れて血がスゲェ流れてるし
Aも脇腹刺されて脇腹から血がスゲェ流れてる
本当に死んじまうっ
ﾄﾞｶﾞｯﾄﾞｶﾞｯ_________________ﾄﾞｺﾞｫｯ_______ﾄﾞｶﾞｯ
二人はガードしないでただひたすらに殴り合っていた
出血量はどっちも多いし、いつどっちかが死んでも可笑しくない
一虎「…場地」
俺の隣でAに殴られて動けなくなった一虎がいた
一虎「…俺がっ…俺のせいだっ…この抗争に意味は無かったんだっ…」
一虎は目からポロポロと大粒の涙を流しながら2人の殴り合いを横目で見ていた
場地「どういうことだよ」
一虎「…Aは俺に"悪者は僕1人で良い"って…っ
俺…っまた、Aに守られてたっ」
場地「A…っ」
アイツはまた1人になっちまうのか…？
そんな事させねぇ
一虎「場地…？」
場地「一虎…ごめん、マイキーを頼む」
一虎「ぇ…？」
俺はマイキーに向かって拳を振り上げて殴った
ﾄﾞｶﾞｯ_________________ﾄﾞｻｯ_____
その瞬間、Aは驚いて目を見開いて俺を見つめていた
マイキーも尻もちをついて俺を睨みつけた
ﾏｲｷｰ「場地…テメェどういうつもりだぁ
邪魔したら殺すって言ったよな！！」
俺はマイキーの横を素通りして今にも倒れそうなAの目の前に行きマイキーの方に向いた
場地「俺は東卍に戻るつもりは無ェ！！
俺のついて行く奴は俺が決める…俺の大将はAだ！」
マイキーは目を見開いて悲しそうな表情を一瞬見せた
その瞬間俺めがけて拳が飛んできたから俺は目を瞑った
あれ…一向に痛みが感じない…俺は目を開けてみると
マイキーは拳を寸止めして俯いていた
ﾏｲｷｰ「場地…戻ってこい」
もう、戻れねぇ…
場地「さよならだ、マイキー」
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作者名：するめめだかからす | 作成日時：2022年9月3日 16時
