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武道side

決戦は明日に迫っていた

武道「いよいよ明日だな!」

新八「そうですね…」

千冬「…その前にちょっと付き合えよタケミっち、シンパっち」

武道「へ?どこに?」

俺と新八君は千冬の後をついて行ってみると
歩道橋に見覚えのある姿があった

場地君だ…

千冬「急にすいません」

武道「場地君?!」

新八「場地…え?場地君?!」

場地「千冬ぅ、殴られ足んねーの?」


千冬「稀咲のシッポ掴めましたか?」

場地「あン?」

千冬「東卍の為にスパイやってんスよね?」

場地君は少しピクっと動いた、それと同時に鋭く俺達を睨んだ

千冬「俺なりに調べて稀咲がヤベぇ奴だって分かりました。もう春雨にいる必要ないっスよ!」

場地「何言ってんだテメー?」

千冬「明日になったら…抗争が始まっちまったら
場地さん本当に東卍の敵になっちゃいますよ」

場地「千冬…いつも口酸っぱくして教えてきたろー?仲間以外信用すんなってよぉー。俺は春雨だ、明日東卍を潰す!」

俺は昨日、現在に戻って春雨との抗争の結末をドラケン君に聞いてきたけど…最悪だった

Aちゃんは刺されて重症をおって
Aちゃんを刺した一虎君を殺そうとした神威君に一虎君を庇って場地君は殴り殺された
その怒りで神威君をマイキー君が殴り殺した

最悪なのは…一虎君がマイキー君を庇って
警察に捕まっていた。

だけど…そんな未来、俺が変えなきゃならねぇ
だから、だから…

武道「千冬、新八君…場地君と二人で話してもいいか?」

千冬と新八君は頷いて少し距離をとってくれた

場地「オイ。テメーと二人で話す事なんてねーぞ?」

武道「俺には場地君が何がしたいのか分かんないっス
むしろそんな事どうでもいいんです…ただ、どうか明日を乗り切って下さい」

場地「は?」

武道「どうか…死なないでマイキー君が…Aちゃんが…一虎君が悲しむから!!」

これは、最悪な未来を変えるために場地君に言うんだ
伝わんねぇかもだけど…

場地「…マイキーは敵だ明日俺が殺すアイツにそう伝えろ」

やっぱり伝わんねぇよな…


その後、俺と新八君はマイキー君が待ってる公園に向かった。

in公園

場地君とのやりとりをマイキー君に伝えるとジャングルジムの一番上に座ったマイキー君が悲しそうに笑った

マイキー「そっか…ガキの頃よく、このジャングルジムで場地と遊んだんだ。喧嘩ばっかしてたっけ…なのに、すぐ仲直りしてさ…今度は本当にモメちゃうんだな」

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作者名:するめめだかからす | 作成日時:2022年9月3日 16時

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