170 ページ20
マイキーside
Aは一虎を殴る手を止めて俺を見つめて立ち上がった
「終わらせようマイキー…テメェが死ぬか僕が死ぬまでなァ」
俺はその瞬間Aを殴った
ドガッ_________________ドサッ_____
一虎を裏切ったAは裏切り者を殺すために殴り続けていた。場地が帰ってこねぇのはAに脅されたからか?
だったら、2年前の兄貴の件も何度聞いても同じ答えって事は本当にコイツがやったってことだ
俺はやっぱりAが許せねぇ…
俺の大事なものを奪って壊してきやがる
マイキー「大事なモン壊すしか能がねぇから俺がココで…壊してやる」
俺は尻もちついていたAを押し倒して腹の上に乗った
そして、拳を振り上げて何度もAを殴った
ドガッドガッ_________________ドゴォッ_____
マイキー「壊すことしかできねぇからよぉ…大事なモン守れねぇんじゃねぇのかよ」
ドガッドガッドガッ__________ドガッ_______________
俺のズボンにはAの脇腹から流れる血で汚れていく
周りはザワザワしてるけど、俺はコイツを…コイツを!!
場地「A…っ!!」
なあ、場地…なんでAの心配すんだよ
コイツはお前をダメにする害虫だぞ?
なあ、何でこんなゴミに皆惹かれるんだよ
コイツに何の魅力があるっていうんだよ
ドガッドガッ_________________ドゴォッ________
_________________バシッ
俺の手を誰かが止めた。後ろを振り向けば場地が泣きそうな顔をしながら俺とAを交互に見た
場地「A…死んじまうから、もうやめてくれっ」
場地から発せられた言葉は俺じゃなくてAの心配だった
気づけば俺は場地を殴り飛ばしていた
場地「っ…マイキーっ!!」
マイキー「コイツが生きてる限り俺の大切なものが壊されて奪われんだ…邪魔すんならテメェも殺すぞ」
俺は場地めがけて反対の拳で殴り飛ばした
ドゴォッ_________________
「…マイキー、テメェの相手は僕だろォ」
その瞬間Aは俺めがけて頭突きをしてきた
ドガッ_________________
ボロボロのAはフラフラと立ち上がり俺を睨んだ
場地を殴ったのもコイツのせいだ
コイツが…俺の大切なものを奪うからだ
俺が殴ろうとした瞬間Aも俺に拳を振り上げてきた
そして同時に殴った
ドゴォッ_________________
48人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:するめめだかからす | 作成日時:2022年9月3日 16時