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半間side

やべーなぁ、もっとも神威が弱っていたとはいえマイキーから繰り出される蹴りの威力もだけど
Aもナイフで刺されて重傷だっていうのに
マイキーに負けず劣らない蹴りを繰り出した

やっぱ、あの二人はバケモンだなぁ

「場地ィ、半間ァ、総悟ォ…マイキー押さえておけェ」

まさかの俺の名前が出てくるとはウチの大将は人使い荒いなぁ…まあ、稀咲も良いけど坂田Aは嫌いになれねぇ

理由とか知らねぇけど、こいつといればスゲェ景色見れそうとか思ったりするからなぁ

例えば…今みたいに3人がかりでマイキー押さえつけたり?


グイッ_________________

俺はマイキーの脇から両手を入れて手を使えないようにしてやった

場地と沖田は足が動かねーように自分達の足を絡めていた

半間「特別席みたいだなぁ」

総悟「呑気な野郎でさぁ」

沖田が少しため息をつきながら、ニヤッと笑った
場地は何やら一虎の心配しているのか不安そうな表情をしているけど、何か面白そうなことが始まりそうだぁ

一虎「っ…俺を先に裏切ったのはAなんだっ
俺は悪くねぇ…」

「マイキーにも言ったが僕は"悪者"だァ…
分かるだろォ?ちゃんと殺しきれなかったテメェが悪ィ」

ドガッ_________________

Aは一虎にパンチを1発鋭いのをいれた
一虎は威力に耐えきれずに転んだ瞬間Aは一虎の上に乗った

一虎「っ!?」

「死にたくねぇって顔してるなァ…けど、僕を殺さないと一虎ァ…テメェが死ぬなァ」

ドガッ_________________ドガッ_____ドゴォッ

無抵抗の一虎を一方的に殴り始めたAの威圧は
周りに人を近づく事ができないほどだった

だけど、今俺ら3人がかりで抑えてるこの男からすげぇ
殺気がヒシヒシと肌に伝わってくるぜぇ

マイキー「おい、テメェ等離せ!!一虎が死んじまう!!」

ドゴォッ_________________ドガッ_____

Aはひたすら殴っているけど、マジで一虎の事殺すんじゃねぇのか?

「マイキー、これは喧嘩じゃねェよ…
早く止めねぇと一虎死んじまうなァ」

ドゴォッ_____ドゴォッドガッ_________________ドガッ

煽りすぎだろうよぉ
まあ、3人がかりで抑えてりゃあマイキーも動けねぇよなぁ

あれ…?
なんで空と地面が逆さになってんだぁ?


ドサッ_________________

俺はいつの間にかマイキーに吹っ飛ばされて地面に尻もちついていた。場地も沖田も俺と同じだった

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作者名:するめめだかからす | 作成日時:2022年9月3日 16時

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