トリップしたら推しが囚人って聞いてないんですが！？2 (ページ8)

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叶わない約束を二人とページ8

ナイトメア「お前、この後ガスターに直接聞こうとしてたな？」

うっ、お見通しだったのか………

エラー「お前の考えてることなんざ、大体わかる」

エラー君達すげー(棒)←

ナイトメア「やめとけ。行くな。」

A『嫌です』

エラー「なんでだ。お前のしようとしてることは、わざわざ死に行くようなものだぞ」

そうだとしても私は

A『ガスターの所に行く』

エラー「ｯ！」

ナイトメア「ふざけんな…………」

ナイトメアの様子がおかしい……

私がナイトメアに手を伸ばした……………その時

ｶﾞｼｯ

ナイトメア「なんで言うことを聞けない！？
なんでお前は死に行こうとするんだ！？
なんで、俺はｯ………」

ナイトメア「お前を好きになってしまったんだ………別れがあるのはわかっていたのに……
なんで………」

エラー「ナイトメア、落ち着け」

……初めて見た。ナイトメアのあんなに怒ったような……悲しいような顔を見たのは

本当に…本当に、ナイトメアは……いいや、他の皆もきっと私の事を好きなんだ……

私がしようとしてることが、どんなことか……

それが、死を表してることはわかってる

でも……それでも私はこの連鎖を止めたい

止めなきゃいかないんだ

だから、私は進む

進まなきゃいけない

エラー「………どうしても行くのか？」

A『うん……ごめんね』

エラー「……なぁ、必ず戻ってくれるか？」

私は一瞬、戸惑った

ナイトメアもエラーも私が死ぬこと………死ぬかもしれないということは知っている

なのに、わざわざ聞くってことは自分を落ち着かせたいんだ

取り乱さないように。
自分を失わないように。

A『戻ってくるよ……そしたら二人とも抱き締めてあげる！』

飛びっきりの笑顔で、決して涙を溢さないように私は言った

たとえ、叶わないとわかっている約束だとしても約束したかった

でも、ごめん。
必ず……とは言えない私を許して……

エラー「あぁ、待ってる」

ナイトメア「その約束、忘れんな……」

A『うん』

そして私は進む