おまじない (ページ3)

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『今日の放課後さ、

駅前に出来た新しいクレープ屋行かない？』

休み時間、

クラスメイトで親友の久望ちゃんに誘われる。

雲みたいにふわふわしてて可愛いんだよね〜

「ごめーん！

今日は恵くんが帰ってくるの・・」

『恵くんって遠距離の彼氏くん？、』

「そうだよ～」

目の前でしょんぼりしてる久望ちゃんに

申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

『恵くんってどんな子なの？』

「うーん・・。。

クールでかっこよくて、、、、やさしい！

私がひとりで居ると絶対そばに居てくれるの！｣

他にも沢山言いたいことはあるけど、

言ったら止まらないからここら辺で終わる。

恵くんの良さなんて言葉じゃあらわしきれない。

『Aちゃんは恵くんの事がとっても好きなんだね』

あまりそういう事を人に言われたことがないので、

改めて言われると、顔がボワっと暑くなる。

絶対今、顔めっちゃ赤い。

『Aちゃんにそんな顔をさせる恵くんに、

ちょっと嫉妬しちゃう』

「やめてよ～恥ずかしい、、、」

そう言って髪の毛を触る。

照れる時に髪の毛を触るのは昔からの癖。

『そーだ！

ここデートにおすすめだよ～』

久望ちゃんが画像を見せてくれる。

そこはここからちょっとだけ離れた大きな公園。

お花畑もあって、サイクリングも出来たりと、

とっても楽しそう。

『ドッグランとか工房とかあって楽しいんだよ！』

恵くんが前犬を連れてるのを見たから、

たぶんだけど犬を飼ってるはず！

そのわんちゃんも連れていったらもっと楽しそう！

でも、

甚爾さんは犬をお世話してる様子がないから、

恵くんが寮に連れていってるのかな、、、？

「久望ちゃんありがとう～

とっても楽しそう、！今度誘ってみるね！｣

すると、

ちょうどチャイムがなる。

何をしようかと考えてたら、

授業なんてあーっという間に終わっちゃいそう。

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