Ｍ 21 ページ23
京介が助け船を出してくれたのでサッカー塔なうです。
私は着替えが終わった後すぐに、自主練を始めた。
先輩たちの会話が聞こえてくる。
『え、Aが自主練してる…！』
『嘘だろ!?いつも霧野に絡んでるのに…』
『きっと変なものでも食ったド』←
……失礼な←
まあ流石に今日は、霧野先輩に絡む気になれない。
いや、だって、まあ、気まずいし…。
「…ちくしょう、私のヘタレ」←
そんなことを呟いた瞬間、ポタッ、と頬に冷たい何かが当たった。
はっとして上を向くと、案の定雨が降ってきている。
まあ、これくらいの雨なら練習は中止にならないだろう。
あのサッカーバカキャプテンとサッカーバカ監督のことだからな←
そう思い、ストレッチを進めていると。
ふわっ、と頭に何かが乗せられた。
この感触は…タオル？
そして乗せてくれたのは…
「きっ、霧野先輩！」
霧野「自主練、偉いな」
「あ、ありがとうございます」
霧野「あんま濡れると風邪ひくぞ。そろそろミーティングだし、
そのタオルで体拭いてジャージ着とけよ」
「……ど、どうも、です……」
やばい、惚れる←
いやもう惚れてるんだけど((
優しすぎる…。
すると突然、霧野先輩が悲しそうな顔をした。
霧野「…俺のこと、嫌い？」
「え？」
霧野「いや…。何か今日のA、いつもと違うからさ…。
いつもだったらこの時間、ひっついてくるのに、珍しいなあって」
…気にしてたんだ。
「いや、嫌いじゃないです。えーと、変な態度とってゴメンナサイ。
私、霧野先輩のこと大好きですよ！」
霧野「っ///」
…霧野先輩の顔が赤い。
だが、多分私の顔も赤い。
なんて恥ずかしい発言を今までしていたんだ私は！※今更
霧野「あー、えー…。と、取りあえずサッカー塔行くか。濡れるしな」
「そ、そうですね。って、霧野先輩？」
そっぽを向きつつ、私に手を差し伸べてくれている霧野先輩。
私はおかしくなって、思わず「ぷっ」と噴き出した。
霧野先輩は更に真っ赤になり、私の頭をこづく。
「あうっ、もう一回やって下さい！//」
霧野「やんねーよこのドＭめ！ほら、行くz(「霧野くん！」」
「あ」
雨の中佇む……秀禅先輩。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
那珀(プロフ) - みゆうさん» ありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです笑他の作品の方もよろしくお願い致しますm(_ _)m (2015年4月6日 17時) (
レス) id: 8ee2af6c25 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう - 萌えますね♪ (2015年4月6日 17時) (レス) id: e7447f90c4 (このIDを非表示/違反報告)
那珀(プロフ) - ルルさん» ありがとうございます！そのSっ気を生かして、どんどんドMちゃんをいじってあげて下さい(笑) (2015年3月28日 8時) (レス) id: 77f18f630c (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 私は、実は、sでだからm視点から見れて良かったです (2015年3月27日 9時) (レス) id: 5f0995e39e (このIDを非表示/違反報告)
那珀(プロフ) - 涼風さん» おおおおお…、読んでくれたのか!!お姉さまっ(((面白かったかー良かった!!涼風ちゃんが面白かったなら安心だw私も文才欲しいよおおおお← (2014年11月1日 15時) (レス) id: 77f18f630c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：El | 作成日時：2014年3月22日 11時
