バ先のお話《Yugo.K.》 (ページ25)

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あれからの3年はあっという間だった

2年生になると実習が始まったり、

就活も3年生から始まって、

卒論を書くのにも必死だった。

1年生よりもどんどん忙しくなってったけど

バイトは辞めずに出来たし、

3年生になってからは親に許可を得て

優吾くんの家で同棲することになった。

あゆちゃんも立派になって

もう小学6年生。

私は卒業して

ちゃんと就職先も決まって

今日は優吾くんのご両親に挨拶に行く日。

家から近くのお花屋さんで花を買って

お墓を綺麗にして花を飾る。

手を合わせて

頭の中で優吾くんのご両親に挨拶する

『田中Aです。

もうすぐ優吾くんの妻になります。

ご挨拶が遅くなってすみません。

私も歳をとっていつかは

このお墓にお邪魔すると思います。

その時はどうぞよろしくお願いします。』

高「よし、A行こっか」

「うん」

市役所に婚姻届出してきます。