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第十七話 温泉 ページ8

ある日、縁はとある町の商店街を歩いていた。昼間なので人で賑わっている。そんな中とある所がひときわ人が賑わっていた。どうやら何かのくじ引きの様なものをやっているらしい。色で何等賞か決めて景品を貰えるというのだ。1回目は無料。2回目は今でいう三百円だ。

店主「寄ってらっしゃい見てらっしゃい!当たれば豪華景品!外れは日用品!当たっても外れても損はない!……お、そこの兄ちゃん!やっていくかい?」

店主が指をさして呼んだのは縁だ。縁は満更でもなさそうな顔してくじ引きの前にやってくる。

縁「いいのかい?じゃぁ、やらせてもらおうかな?」

六角形の底に一つの小さな穴が空いた箱を回して色の着色された玉を出す。「カラン」となって出てきた玉。その色は見事な金色だった。

店主「おぉーー!一等賞!一等賞が出ました!運がいいねぇ兄ちゃん!」

ベルを鳴らしながら明るい声でいう店主。この店主は近所でも気前が良いと評判である。と、そんなことは置いといて縁は一等賞の景品が何かを聞いた。

店主「ふっふっふ。聞いて驚いてくれ!なんとなんとあの有名な温泉宿の1泊2日無料券!五名様まで行ける!どうだ!」

縁「有難く頂くよ」

屋敷に戻った縁は頭を抱える。

縁「……さて、誰を誘おうか。炭治郎は機能回復訓練中だし、禰豆子は寝ないといけない。そうだ、耀哉君に頼んで暇な柱の人を強制参加させればいいんだ」

そうとなればと早速縁はお館様の屋敷に行く。事情を聞いたお館様は笑顔で「勿論です」と答えて何も用事のない柱に鎹鴉を飛ばした。用事のない柱は不死川、時透、煉獄、宇髄の4人だ。不死川は普通にお休みだった。時透と煉獄は縁の誘いだと聞いたら無理矢理予定を空けた。宇髄はたまには男の付き合いもいいなと考えたらしい。

縁「ありがとね」

耀哉の頭を撫でる縁。こんな事された事はほとんど無い耀哉は慣れていなから顔を赤く染める。もし此処にご子息が居たならば恥ずかしくて寝込んでいただろう。……次の日。必要な荷物を持って誘われた人は縁の屋敷の前にやって来る。1番は不死川だ。

不死川「縁様!お早うございます。本日はお誘い頂きありがとうございます」

次は煉獄だ。持っている袋は何故か異様に大きい。何がそんなに入っているのだろうか。大体は想像できる。

煉獄「お早うございます!兄上!お弁当を沢山持ってきたので後で食べましょう!」

そう、袋の中の殆どは弁当なのだ。

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神夜の羽織(プロフ) - 下で話していたパスワードのかかったお話を個人的な都合で削除することになりました。待っていてくださった方々には大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます (2020年3月4日 14時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - ありがとうございます (2020年2月28日 1時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - いいですよ^_^どの作品もいつも楽しみに待ってます(≧∀≦) (2020年2月28日 0時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - お返事を待ってます (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - それは本当に暇つぶし程度のもので自己満足です。それでも大丈夫ならば今の其の壱のリメイク終了と共に公開します。それでも宜しいでしょうか? (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2019年11月6日 23時

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