＊ ページ8
堀川「兼さんが守りたくなるの。わかった気がするよ。これからよろしくね。主さん。僕は堀川国広。兼さんの相棒だよ(主さんは僕が守る！兼さんと一緒に！)」
「ぐ〜〜〜」
和やかな空気に少々間抜けな音が響く。その音の主は和泉守だ。
堀川「･･･兼さん？」
和泉守「いやー、すまねぇ。お腹すいてよー。主はなんか食べたいのあるか？」
少女「生姜焼き」
和泉守「はは、相変わらず好きなんだな。了解した！少し待っとけ今作ってくるから」
堀川「え！？兼さんが料理するの！？だ、大丈夫なの！？」
和泉守「失礼だな国広！主のために頑張ったんだよ！･･･国広、アンタらは今までご飯食べてきたか？」
堀川「･･･前任がいた頃は食べたことはないよ。前任は自分以外のご飯を作らせなかったからね」
和泉守と少女は前任に殺意が湧いた。何処まで非道で人外なことをすれば気がすむのかと。和泉守は内番の服に着替えるとすぐさま厨で料理を始める。少女はその間テーブルの除菌など、ご飯を食べる用意をする。堀川はただただ見ているだけだった。
和泉守「ほらよ、完成だ！オレ特性の生姜焼き定食出来上がり！」
堀川「す、凄い」
少女「いただきます」
和泉守「いただきます」
堀川「いっいただきます」
揃って手を合わせて食べ始める。堀川はたどたどしく箸を手に持って肉を掴むと口に生姜焼きを入れる。口の中に温かい味が広がる。さっきの優しい言葉のように。堀川はまた泣き出してしまう。和泉守は美味しくなかったと思い込みあたふたする。
和泉守「！？お、美味しくなかったのか？」
堀川「違う！･･･こんな温かいの本当に初めてで」
少女「じゃぁ･･･これから･･･いっぱい･･･温かい。･･･作る」
堀川「ありがとう。主さん」
しっかりとご飯を食べ終わった彼ら。堀川はやはり同じ刀派の兄弟が心配だからと言って母屋の方へと戻っていく。彼らも手入れはしたいが心を開いてない彼らに無理強いは出来ない。少女と和泉守は眠ることにした。
和泉守「くぁーー！」
少女より先に起きた和泉守はおもいっきり伸びをすると、内番の服に着替えてご飯を作り始める。今日の朝ご飯は和食だ。卵焼きに鮭の塩焼き。味噌汁にほうれん草のおひたし。この食材は政府に脅･･･頼んだものだ。母屋の方にもこんのすけに運ばせてある。そろそろ気づくはずだ。
〜母屋〜
？「これは、新しい審神者の仕業か？」
？「どうしたんだい？"燭台切"？･･･これは」
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雪 - 髭切バージョンを作って欲しい (2021年5月21日 3時) (
レス) id: b0b9678a53 (このIDを非表示/違反報告)
蝶姫(プロフ) - 楽しみに待ってました。少しずつでも構いません。完結まで楽しみにしてます。 (2020年3月2日 23時) (レス) id: 57a196c635 (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - ありがとうございます！！ (2020年1月11日 12時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
月切 蛍(プロフ) - とっても素敵な作品です。無理しない程度に頑張ってください！ (2020年1月11日 11時) (レス) id: 34c99d5432 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます！ (2019年7月2日 14時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神夜の羽織 | 作成日時：2019年6月5日 21時
