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安定「てことは、その人間が新しい審神者？」
少女「うん」
少女が頷くと安定は物凄い殺気とともに睨み付ける。もし手に刀を持っていたらすぐさま切りかかっていただろう。だが、その刀は今和泉守の手の中だ。
和泉守「悪いが安定。主を傷つけるならいくら昔の仲間とはいえ許さないぞ。それに、お前の刀はオレが持っている。大人しくしてくれるよな」
安定「クッ。わかった。でも刀は返してよ」
和泉守「広間に案内してくれたら返してやる」
安定「なッ！卑怯な」
和泉守「早くしろ」
和泉守の目は仲間を見る優しい目ではない。彼にとって何よりも大切な自分の愛し子に刀を向けた安定。そんな安定を見る目は敵対しかない。安定は大人しく広間に案内する。
安定「此処が広間。重症の刀剣男子以外は集まってるよ。早く刀を返してよ」
和泉守「わーかってるよ。ほらよ」
安定は刀を返してもらうと少女に切りかかろうとせず鞘に納める。今の自分には和泉守には勝てないと判断したのであろう。思い返して見れば和泉守の姿は極みの姿。勝てるはずがないのだ。
＊＊＊
時は戻して少女達がこの本丸に来る前。こんのすけは広間に集まっている刀剣男子達に新しい審神者が来ることを伝える。
？「巫山戯るな！どんだけ俺達を苦しめれば気がすむんだ貴様ら人間は！」
そう声をあげるのは"鶴丸国永"。他の刀剣男子達も恐れていたり、怒りを露にしていた。
こんのすけ「これは決定事項でございます。そして、刀剣男子達様にはしばらく眠っていてもらいます」
鶴丸「！？一体なに･･･を･･･」
こんのすけは術で本丸の刀剣男子達を眠らせる。しばらくして少女達が離れに行き、術が解かれて徐々に起きていく。全員がさらに怒る。
「くそッあの狐が！」
？「一体どうするのですか？審神者が来たのは確実です。また、誰かが消すのですか？」
そう冷静に判断するのは粟田口派の太刀、"一期一振"だ。彼の兄弟達は皆傷つけられ動けない状態だ。動けるのは極わずかな。本当は兄弟の側にいたいはずだが新しい審神者と聞いては黙っていないだろう。その目は何時でも殺人できる目だ。
安定「僕が行くよ。まだ動ける方だし」
鶴丸「いいのか？大和守。確かに動けるからといって無傷ではないだろう」
安定「そういうなら鶴丸さんだってそうだよ。大丈夫。僕は傷が少ないし強い方だから」
安定は刀を持って離れの方へ行く。だが、しばらくたっても安定は帰ってこなかった
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雪 - 髭切バージョンを作って欲しい (2021年5月21日 3時) (
レス) id: b0b9678a53 (このIDを非表示/違反報告)
蝶姫(プロフ) - 楽しみに待ってました。少しずつでも構いません。完結まで楽しみにしてます。 (2020年3月2日 23時) (レス) id: 57a196c635 (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - ありがとうございます！！ (2020年1月11日 12時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
月切 蛍(プロフ) - とっても素敵な作品です。無理しない程度に頑張ってください！ (2020年1月11日 11時) (レス) id: 34c99d5432 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます！ (2019年7月2日 14時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神夜の羽織 | 作成日時：2019年6月5日 21時
