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堀川「まぁまぁ、落ち着いてよ兼さん。別にいいと思うよ?此処の刀剣の手入れもできるし、来てくれるってことは少しは信用してもらえたことかもしれないよ」

堀川はそう言うが和泉守はなっとくできなかった。正直、和泉守は少女と他の刀剣に会わせたくなかった。生死に関わる危険にさらされるかも知れないからだ。そうしているうちに誰かが結界の中に入ってきたのがわかる。三条派の刀剣か鶴丸のどちらかであろう。すると、少女と三日月を呼ぶ声がする。

岩融「人の子よ!三日月!来てやったぞ!」

大声で呼ぶのは岩融だった。三日月と少女はすぐさま庭に出て、和泉守と堀川は手入れがすぐできるように資材を持ってくる。

少女「手入れ・・・する」

小狐丸「ちょっ!人の子よ、少しは待てぬのか!?」

そう声をあげる小狐丸を無視して物凄い勢いで四振りを手入れする。三条派の刀剣達は見違えるほど美しく綺麗になった。

和泉守「大丈夫か?主」

少女「うん。みんな・・・元気」

小狐丸「・・・はぁ、認めたくはなかったのですがね」

石切丸「こう、温かい霊力に触れていると認めるしかないと思ってしまいます」

今剣「わーい!ひさしぶりのむきずのからだです!ありがとうございます!主様!」

岩融「がはははは!これからよろしく頼むぞ!主」

こうして、元気になった三条派の刀剣は主側へとなった。彼らは母屋には戻らずにこの離れにとどまることになった。

三日月「鶴丸は来なかったか・・・」

結局。その日は鶴丸が離れに来ることはなかった。

第三章 小さき者と大きな者→←*



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- 髭切バージョンを作って欲しい (2021年5月21日 3時) (レス) id: b0b9678a53 (このIDを非表示/違反報告)
蝶姫(プロフ) - 楽しみに待ってました。少しずつでも構いません。完結まで楽しみにしてます。 (2020年3月2日 23時) (レス) id: 57a196c635 (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - ありがとうございます!! (2020年1月11日 12時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
月切 蛍(プロフ) - とっても素敵な作品です。無理しない程度に頑張ってください! (2020年1月11日 11時) (レス) id: 34c99d5432 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます! (2019年7月2日 14時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2019年6月5日 21時

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