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炭治郎「聞いてください!、俺は禰豆子を治すために剣士になったんです。禰豆子が鬼になったのは二年以上前のことでその間禰豆子は人を喰ったりしてない!」
炭治郎は必死に訴える。縁は他の柱が思いを変えてくれるのではと黙っている。
宇髄「話が地味にぐるぐる回ってるぞアホが。人を喰っていないこともこれから喰わないことも口先だけではなくド派手に証明してみろ。それに何で縁様がそいつの味方をするんだ?」
時透(なんだっけあの鳥……ええと……)
甘露寺「あのぉでも疑問があるんですけど……お館様がこのことを把握していないとは思えないです。勝手に処分しちゃっていいんでしょうか?それに縁様が庇うにも理由があると思います。いらっしゃるまでとりあえず待った方が……」
炭治郎「妹は俺と一緒に戦えます!鬼殺隊として人を守るために戦えるんです!だから!」
?「オイオイ何だか面白いことになってるなァ」
後ろに焦った隠が止めようとするがそんなことを無視して禰豆子の入った箱を担いで来た不死川。
不死川「鬼を連れてた馬鹿隊員はそいつかいィ。一体全体どういうつもりだァ。鷹筆様もどうしてそんな奴のことの味方をするんですか?」
甘露寺(不死川さん、また傷が増えて素敵だわ)
隠「鷹筆様。申し訳ありません……」
縁「不死川君。勝手なことをしないで欲しいな」
甘露寺(縁様怒っているみたい。珍しいわね、カッコイイわ)
そんな怒っている縁をいつもは無視をしない不死川だが炭治郎に相当怒っている用で聞いていないらしい。
不死川「鬼が何だって?坊主ゥ。鬼殺隊として人を守るために戦えるゥ?そんなことはなァ……ありえねぇんだよ馬鹿がァ!」
不死川が刀を抜いて箱に突き刺す。箱から禰豆子の血がぽたぽた垂れている。炭治郎は縁が動くよりも早く不死川に突っ込む。
炭治郎「俺達の妹を傷つける奴は柱だろうが何だろうが許さない!!」
不死川「ハハハハ!そうかいよかったなァ」
冨岡「やめろ!!もうすぐお館様がいらっしゃるぞ!」
富岡の言葉で判断が遅れた不死川は刀を振るうのが遅れ、避けた炭治郎の頭突きをくらってしまう。炭治郎は素早く不死川が離した箱をしっかりと掴む。甘露寺は思わず吹いてしまった。
伊黒(冨岡が横から口を挟んだとはいえ不死川に一撃を入れた)
炭治郎「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら柱なんてやめてしまえ!!」
不死川「てめェェ……ぶっ殺してやる!!」
縁「そこまでだよ。不死川君」
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作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2020年8月9日 9時