[刀剣乱舞]ウチの本丸はキェアアアうるさい。

たぬっ ページ22

「……僕は、五虎退です。上杉謙信公へのお土産です。……」




「俺は巴形薙刀。逸話を持たぬ……」




「僕はにっかり青江…」




「俺は長曽祢虎徹だ。近藤勇が……」





「石切丸という…」



「天下三名槍が一本にして、日の本一とも………」





「カカカカカ！拙僧は………」






「俺は同田貫正国…」

「俺も同田貫正国……」

「俺も同田貫正国……」






「えー、最後になりますが、皆の主です。ハイ、言うことは特にありませんごめんよ。
Aです。本名じゃないから神隠しは出来ません。ヤケに髭と筋肉が多くで驚いてます。よろしくです。」






パチパチ、と拍手され自己紹介が終わる。





まず半分以上、第一印象筋肉だなぁ。
髭と、白も多い。

圧倒的黒い。


幽霊切ってんの？
兜わりしてんの？

神剣なの？


山伏って、何？武士なの？


なんで髭めっちゃ落ち着いてるの？





困惑と驚きしかない昼下がり。もとい午後。



とりあえず本丸案内から始めることにする。
使ってない部屋を有効活用できそうで嬉しい。







早速皆仲良くなってるよ。




「僕はどうして神剣になれないのかなぁ」
「霊とはいえ、幼子を斬った」


お悩み相談だったり


「な、長曽根お兄ちゃんって、呼んでもいいですか？」

「あぁ、構わんぞ。贋作でよければな」



兄弟になってたり




「…お前、いい筋肉してんな。」

「おぬしこそ、なかなか鍛えあげておるなぁ！無駄な筋肉がない。良きことであるぞ。」


筋肉だったり




「なぁアンタ、その酒うめぇのか？」

「あったりめぇだ。今晩呑むか？」



仲良くなってたり


案外心配とかしなくて、いいかもしれない。





そして一つ驚きがある。

長曽祢虎徹の生まれた土地

私の生まれた土地


同じとこだった。



もう一つの驚きは、私にベッタリな奴...んんっ、刀がいること。

たぬたぬ！！→←たぬぅ....

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