[刀剣乱舞]兄呼ばわりしたった[短編集]

三日月宗近 ページ18

「お兄ちゃんって呼ばせてよ！」



逆ギレスタイルの申し出にめっちゃ困らせてる。驚きでも、戸惑いでもない顔だけど。







「ふぅん....どうしたんだ？急に。
俺はそんじゃそこらの三日月とは違うからな。二次創作定番の、あなや。だなんて言わないぞ？」



「言ってほしいんじゃないよ、兄呼びしたいの。お兄ちゃん居ないから」





「そうかそうか。好きに呼べばいいぞ。」



にんまりと目を細くして笑われたらどうしようもない。呼んでいいのか戸惑う。



「あ、兄様...?」




「おやおや。お兄ちゃんではないのか？
おじいちゃんとしか呼ばれないのでなぁ。新鮮で楽しいのだ。」




「...いやぁ、天下五剣様を、お兄ちゃんだなんて、そんな」



「ははは、何を言うかな？主から言い出したのであろう。期待させておいてそれはずるいなぁ。ただ一言で良いのだが..俺では役不足か？」





「...いや、うん。兄上だわ。
もしくはお爺ちゃんだ。」






「そうかそうか。俺はやはりじじいだな！」






「...若者扱いされたかった？」






「ん？いやいや、そんなことはないぞ。」







にんまり目を細めて笑う顔は変わらず
二人並んで座り庭を見るのであった。



めでたしめでたし....。

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