[刀剣乱舞]旦那呼びしたった[短編集]

信濃藤四郎・極 ページ21

「ねぇ大将！俺強くなれたかなぁ？」



ここんとこ、よく出陣させて練度を上げてる信濃くんがひょこっと部屋に入ってきた。
そりゃ強くなったよ





念のため懐あけとこう。




「なれてるなれてる、審神者大助かりだよ。」




「っへへ、よかったぁ。大将にお願いがあってきたんだけど、強くなってきてるご褒美、欲しいなぁ…って。」



審神者が欲しいぐらいだよ、ご褒美
まぁいいや。お疲れだもんね、隊長だったり、隊員だったり、色々ねぇ。



「よっしゃ、懐おいで。」





んばっと腕を広げたけど、何やら不満そう




何を求めてるんだい





「それもいいけど、俺のお嫁さんならない？お婿さんでもいいよ！」



「…軽々しく、俺の嫁にならない？とかきかないの。あ、いや、私のせいでもあるか

今だけ夫婦になっちゃおう」






「やったぁ！大将がお嫁さん。
俺はお婿さん、旦那さん！


こんなに幸せにしてあげたい人間は大将だけだよ。大好き！」




羊の角みたいなのがある鎧じゃなくて、内番のマフラーが可愛い服でよかった。


懐にこられても

抱きつかれても


バランス崩して

倒れても




まぁ、頭以外は痛くないから。





「あっ、包丁には会わないようにしないと！
大将は俺のお嫁さんだから、人妻だもんね」



手のひらで私のほおをペタペタ触る信濃くん
もう包丁君は来てる気がします。




いや、来てる。目が合ったもの。




それでも私に抱きついたまま頰スリスリしてくれる君は可愛いよ

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