不動行光・極 ページ22
「……はぁ」
すっかり髪も伸びて大人っぽいを通り越しておっさんみたいにため息ついてるのは近侍の不動くん。どうしたの？
冷蔵庫からお茶ぶちまけて虎くんびしょびしょにしたの気にしてるの？
それとも、転んで長谷部のズボン下げちゃったの気にしてるの？
「…戦国大名ってかんじな座りかた男らしくて好きだよ」
私はこれが精一杯のフォローだった。
許してくれ不動くん。審神者、下手に手をだせない。
「褒めて、くれてるのかな。ありがとう。」
「……お酒飲む？たまには、いいんじゃない」
「駄目だ。貴方を、俺の言葉で傷つかせるかもしれない。酒に逃げる俺は面倒くさかったろ？本当、今の俺になれたことに感謝してるんだ。」
「知ってるよ。でも私も君に何かしてあげたいんだけど、なんでそんなにため息ついてるのかきいてもいい？」
「あぁ、それは俺が夫婦ごっこに呼ばれないから、他の刀に嫉妬して………っあああ！
なんでもない、なんでもない！俺喉乾いたからお茶入れてくる！」
「まてまてぇ！聞こえたぞ！？嫉妬してくれてたんだよね！？審神者平気よ！急に元気になったね不動君！
そろそろ声かけようとしてたとこでちょうどよかったよ！？うん！大丈夫、男の嫉妬は見苦しくなんかないよ！」
私の部屋から大広間へつながる廊下に出て、ちょっと走ったとこで不動くんは足を止めた。
「……それ、本当？」
「本当だよ、審神者嘘つかない。
なんなら今日は一緒に寝ようか？夫婦だもんねぇ」
スタスタ戻ってきた
可愛い。
私の前で立ち止まった彼は、周りをキョロキョロして、廊下に出た私を部屋に戻し
襖をしめ
正座して
こんなことを言ってくれる
「……俺は、旦那様なんだからな。
俺以外の男に現を抜かしたら、許さない
ちょうどいいや、俺の好きって気持ち、ぶつけるから、受け止めて」
こい、と言わんばかりに
男らしい座りかたで腕を広げてくれる。
おそるおそる近づけば抱きしめてくれる
目をキュッとつむって、恥ずかしそうに
「いい旦那様だなぁ」
「…俺の、お嫁さんは世界一可愛い」
ごにょごにょっと言ってくれたのを私は聴き逃さなかったが、あえて、あえてね。
「なんて？きこえない」
いじわるする
不動くんは何も言わなかった。
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猫凪(プロフ) - おてぎねと日本号をリクエストします！ (2019年7月4日 0時) (
レス) id: dff153e4a1 (このIDを非表示/違反報告)
とんこつ猫(プロフ) - 璃月さん» 一年近く更新していないのに・・・() リクエストありがとうございます、了解しました！ (2018年12月26日 9時) (レス) id: 434724ccf0 (このIDを非表示/違反報告)
璃月 - 可愛くてすきです！！あと、リクエストいいでしょうか。日向正宗をお願いしたいです！ (2018年12月24日 10時) (レス) id: 32836025e5 (このIDを非表示/違反報告)
逆巻ミィ(*_-∀-_*) - とんこつ猫さん» んんー！やはりかわゆすっ！皆大好きだよー！！！(*´д`)ﾊｧﾊｧ(((殴 ごめんなさい (2017年11月25日 17時) (レス) id: f436343b97 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ(プロフ) - ありがとうございます！！ (2017年11月25日 16時) (レス) id: 5c06d7bed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とんこつ猫 | 作成日時：2017年8月15日 17時
