百味ビーンズ ページ8
「私、ホグワーツ特急には車内販売があるって聞いたんだけど…」
キングス・クロス駅を出てから何時間か経った。
私のお腹はすっかり空っぽになっていて、いつ腹の虫が鳴ってもおかしくない状態だった。
「確かに、あるらしいけど…」
リーマスもふと思い出したように言う。
ちなみにシリウスとジェームズは探検だとか何とか言ってどこかへ行ってしまった。
「私、車内販売の人探してくるわ！」
私は腹の虫が鳴らないうちにそそくさとコンパートメントを出たのであった。
***
長い一本道をしばらく歩くと、ようやく目の前に車内販売らしきものが見えてきた。
少し小走りで追いかける
「あの！かぼ___「かぼちゃパイください」」
私の声に誰かの声が合わさる
「あ！ごめんなさい、お先にどうぞ」
燃えるような赤い髪の毛の女の子だった。
お言葉に甘えて先にお金を払い、彼女の会計を待つ。
「あの、さっきは私も早とちってしまってごめんなさい。
これ、良かったら！」
そう言って彼女に渡したのはかぼちゃジュース。
今考えたらかぼちゃ被りであまり良くなかったかもしれないけど、彼女はとても喜んでくれた。
「ありがとう！私リリー・エバンズ！あなたは？」
「私はシェリー・ロペス！よろしくね！」
「良かったら私のコンパートメントに来ない？私の友達も乗ってるんだけど」
リリーが優しく提案する。
ぜひ行きたい所なのだが、リーマスが待っているのでここは丁重にお断りしておいた。
「ごめんなさい、友達が待っていて…
すごく行きたいけど、また今度でもいいかしら？」
「全然いいのよ！じゃあ、また後で！」
笑顔で手を振ってくれるリリーに好感度を覚えた
***
「おまたせ！」
扉を開けるとどこかへ出かけていたシリウスとジェームズが戻ってきていた。
私はリーマスと一緒に食べようと思っていたかぼちゃパイと蛙チョコレートを渡す
「「俺たちの分は無いのか？」」
腹ペコだぜという2人の口の端にチョコがついているのを私は見逃さなかった。
「口の端にチョコがついているのによく腹ペコなんて言えたわね」
慌てて口を拭く2人。
そんな2人が面白くて私は2人のために買っておいた百味ビーンを渡す。
「うげぇ、百味ビーンズかよ」
「あら、文句を言うなら返してくださる？」
一度貰ったものは返さないぜ、と2人が声を揃えた。
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ユマ(プロフ) - 9と4分の3番線が9と3分の4番線になっちゃってますよ💦このままじゃ10と3分の1番線になっちゃう、、、 (3月21日 10時) (
レス) @page7 id: c63c25d140 (このIDを非表示/違反報告)
うか(プロフ) - 好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ最死ん頑張ってください💪(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2月3日 22時) (レス) @page11 id: 3da31f1962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2024年1月13日 23時
