鳶色の髪の男の子 ページ5
午前7時、エラが私の部屋の扉を叩くのがいつもの日課だ。
だが今日の私はひと味違う。
昨日から興奮しすぎて全く眠れなかったのでこの一晩で本を10冊も読んでしまった
つまり寝ていないのだ。全く。
いつもはエラに起こされていたけれど、たまには扉の前で待ち伏せて驚かせてやろう
「Aお嬢様！おはようござ___「おはようエラ！！」」
エラは一瞬びっくりしたように見えたが、またいつもの無表情に戻って「起きているなら言ってください」と一言いって吹きこぼれる鍋の元へ帰ってしまった
エラは無表情だけど、冷たい訳ではなく、ただ単に表情管理が苦手なのである。
私の第2の母と言っても過言では無い。私はエラのことが大好きだしエラも私のことが大好きなのだ。
昔はよく一緒に森に行ったなぁなんて考えながらおろしたての真っ白なワンピースに着替える。
***
「うぇぇ…」
「A、大丈夫かい？」
姿くらましをしてダイアゴン横丁に着いたあと、昨日寝てなかったツケが回ってきたのか、胃のあたりがムカムカして少し気持ち悪なってしまった。
「A、私が教科書を買ってくるから貴方はここに座ってなさい。」
お母様が教科書を買いに行った少しあとに、私のあまりの体調の悪さにお父様が薬を買ってくると言って出かけてしまった。
こんなはずじゃなかったのに…
最高の一日になるはずだったのにと思っていたら、誰かに声をかけられた
「君、大丈夫？」
そこに立っていたのは目にかかりそうな少し長い鳶色の髪が綺麗な男の子だった
「顔色が良くないよ、チョコレートでも食べる？」
なぜ顔色が悪い病人にチョコレートなのか…
親切で話しかけてもらったのに断る訳にも行かないので有難く頂いた
「ありがとうございます…」
一口噛んでみるとしつこい甘さがなく口の中でスッと溶けて食べやすいチョコレートだった
「美味しい…！」
「本当？良かった、少しは顔色が良くなったね」
彼は安心したのか優しく微笑んだ。
暖かい太陽みたいな包み込んでくれるようなそんな笑顔だった
「リーマス？もう行くわよ！」
「あ、ごめん、もう行かなきゃ」
遠くで親らしき人が彼の名前を呼ぶ。
私はちゃんとしたお礼も言えずに走り去っていく彼の後ろ姿をただ見守ることしか出来なかった。
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ユマ(プロフ) - 9と4分の3番線が9と3分の4番線になっちゃってますよ💦このままじゃ10と3分の1番線になっちゃう、、、 (3月21日 10時) (
レス) @page7 id: c63c25d140 (このIDを非表示/違反報告)
うか(プロフ) - 好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ最死ん頑張ってください💪(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2月3日 22時) (レス) @page11 id: 3da31f1962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2024年1月13日 23時
