朝のショートケーキ ページ3
「___お嬢様！Aお嬢様！」
朝一番のエラの声は、私の耳を貫通させるほどに大きい
朝が苦手な私にはどんな目覚まし時計よりも効きがいい
「おはようエラ、今日も鼓膜が破けそう」
「それなら破れても聞こえるほどの大声を出してお嬢様を起こすまでです！」
エプロンを着て片手に木べらを持った屋敷しもべ妖精の彼女は
そう言って指をパチンと鳴らし、姿くらましをして沸騰してこ
ぼれ出しそうな鍋の元へ帰っていった
今日の朝食はなんだろうと思いながら私はパジャマから洋服へ
着替え、エラと同じように指をパチンと鳴らしてテーブルにつ
く
「おはようA」
コーヒーを飲みながらマグルの新聞を読むお父様の声に私は返事をした
「おはようお父様。いつからマグルの新聞なんて読むようになったの？」
我が家は純血主義では無いが、マグルの新聞は魔法界の私たち
にとってあまり手に入りやすいものでは無い。
「珍しく手に入ったから読んでみようと思ったんだ
Aも読むかい？興味深いよ」
そういうお父様の声に被さるようにお母様が話しかける
「ルーク？そこにあるお砂糖とってもらえるかしら」
ルーク、というのはお父様の名前だ
ちなみにお母様の名前はナターシャ。
2人はとても仲が良くて喧嘩をしたことがないらしい
もちろん、私も2人と喧嘩をしたことがない
「今日は大雨ね」
私が悲しそうにぽつりと呟く
こんな雨なら梟からの手紙は届かないだろう。
今年11歳になった私はある手紙を首を長くして待っていた
ホグワーツの入学許可証だ
ホグワーツに入ることは私が最も楽しみにしている事のひとつで、11歳になるまで何度もホグワーツでの生活を夢みた
「きっと明日来るさ
楽しみは取っておいた方がワクワクするだろう？」
お父様が励ますために取っておいてくれたショートケーキを出してくれた。
「あら、朝食もまだなのにダメよルーク」
「たまには朝食をショートケーキにしたって大丈夫さ」
ショートケーキでお腹が脹れるかは分からないが、
ちょうど甘いものを食べたい気分だったので大きいいちごを口の中いっぱいに頬張った
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ユマ(プロフ) - 9と4分の3番線が9と3分の4番線になっちゃってますよ💦このままじゃ10と3分の1番線になっちゃう、、、 (3月21日 10時) (
レス) @page7 id: c63c25d140 (このIDを非表示/違反報告)
うか(プロフ) - 好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ最死ん頑張ってください💪(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2月3日 22時) (レス) @page11 id: 3da31f1962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2024年1月13日 23時
