赤い頬 ページ19
リーマスside
Aの頬が赤い。
それは恥ずかしがる時のようなものではなくて、さっき叩かれたせいで。
痛々しくて見てられないのに、Aは平気そうな顔で笑ってみせる。
なんならやり返したかったとも言っている。
なんて気が強いんだと思ったけど、Aらしいなとも思った。
「女の子なんだから、自分の体を大切にして」
「あら、男女差別？今の世の中じゃアウトよリーマス」
わざと論点からずらして無かったことにしようとするのは君の悪いくせだ。
「そうじゃないけど…真剣に話してるんだよA」
僕の話をちゃんと聞いて、なんて言っても君はいきなり笑い出す始末
普段は優等生で、誰よりも正義感が強いのに、こういう時はどっかの悪戯好きな2人組より話を聞かない。
「そうやって怒らないで、私は何も気にしてないの」
「君が気にしていなくても、僕が気にしてるんだよ」
君がスリザリンのヤツらに頬を叩かれた時、僕はとてつもない嫌悪感を覚えたんだ
確かにAだって言い返したけど、先に吹っ掛けてきたのはそっちじゃないか、なんで叩かれなきゃならないんだって言おうとしたのに
「まさかあのシリウスが庇ってくれるなんて思ってもなかったわ」
「僕だって庇おうとしたさ」
「じゃあ次はリーマスが庇ってね」
「次なんて無くていいよ」
確かにそうね、と言ってる君の横顔を見る。
月白色の髪、白い肌、赤い唇
僕には無いものばかりで、人狼の僕との格差を感じる。
あの時はシリウスが庇ったけど、僕だって本当は同じくらい怒ってたんだ
大事な友達に手を出されて黙っているほど臆病者じゃないのに
「あの時のシリウス、なんだかかっこいいって思っちゃった自分がいるの。やる時はやるんだなって」
君の口からその言葉を聞いた時、少し嫉妬してしまった自分がいた。
シリウスは頭も良くて、顔もかっこよくて、スタイルも良くてみんなのリーダーって感じで僕とは真反対
そんなの分かっているけど、僕だってここまで連れてきたんだし、少しは褒めてくれたっていいじゃないか
この気持ちはなんだろう
「リーマス？顔が赤いけどどうかしたの？」
_________気づいたら君よりも頬が赤くなっている自分がいた。
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ユマ(プロフ) - 9と4分の3番線が9と3分の4番線になっちゃってますよ💦このままじゃ10と3分の1番線になっちゃう、、、 (3月21日 10時) (
レス) @page7 id: c63c25d140 (このIDを非表示/違反報告)
うか(プロフ) - 好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ最死ん頑張ってください💪(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2月3日 22時) (レス) @page11 id: 3da31f1962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2024年1月13日 23時
