クディッチ ページ16
「やっぱりあれは聞き間違いなんかじゃないよ」
程よく晴れた午後、ピーターが怯えながら口を開いた。
昨日の夜、遠くで誰かの叫ぶ声が夜通し聞こえいたらしく、ピーターの目の下には見事なクマができていた。
「ぜったい幽霊の仕業だよ！現にほとんど首なしニックだっているじゃないか！」
誰も信じない私たちに対して必死に説明するピーター。
「幽霊がいるのは認めるけど、昨日の夜は私もぐっすり眠っちゃって叫び声なんて聞こえなかったわ。」
「俺はピーターが眠れないって言って騒ぐから起こされたけど、その頃には日が出始めてて何も聞こえなかった」
「そんなぁ…」
結局、この話はピーターの気のせいということでまとめられてしまった。
ピーターがどこか腑に落ちない顔をしていたけど、私は気付かないふりをした。
***
「帰ってきた！」
夕食を食べていると、大広間の扉の方からシリウスの大声が聞こえた。
振り返るとそこには少しやつれたようなリーマスの姿があった。
「やぁA、久しぶり」
彼が私の存在に気がついたのか、手を振ってきた。
私も慌てて手を振り返すけど、彼はいつもみたいな優しい笑顔ではなく、疲れたような愛想笑いの笑顔を向けた。
「久しぶり、お母さんの体調はどう？」
「なんだか良くなったみたいでよかったよ、けどまた油断してると危ないらしいから、来月頃また戻ろうと思う。」
そういうリーマスの顔には眉間に皺を寄せていた。
まるで来月が来て欲しくないかのような、そんな顔だった。
「ところで、今度クディッチの試合があるんだけど、みんなで一緒に見に行かない？」
上手いように話をすり替えたジェームズがチキンを頬張りながら話しだす。
もちろん、皆でクディッチを見に行くのは賛成だけど、多分ジェームズはリリーが私と一緒に来ることを期待しているんだろう。
ジェームズがこっちを向きながら「もし、仲いい友達がいたらその子を呼んでみんなで見ようよ」と圧をかけてきた。
「ジェームズ、残念だけどリリーは多分来ないわよ。」
「ばっ、エバンズのことを言ったわけじゃないぞ！
もし、もしのもし、Aと仲いいヤツがいるならそいつを呼べばいいという話で______」
顔を真っ赤にしながら弁解するジェームズはとても面白かった。
わかりやすいジェームズだから、どうせクディッチきっかけでリリーと仲良くなろうとしたのかもしれないけれど、
あの子を落とすのはきっと、相当難しい。
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ユマ(プロフ) - 9と4分の3番線が9と3分の4番線になっちゃってますよ💦このままじゃ10と3分の1番線になっちゃう、、、 (3月21日 10時) (
レス) @page7 id: c63c25d140 (このIDを非表示/違反報告)
うか(プロフ) - 好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ最死ん頑張ってください💪(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2月3日 22時) (レス) @page11 id: 3da31f1962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2024年1月13日 23時
