二人の傷 ページ14
次の日の朝
グリフィンドールの談話室には、いつもみたいにみんなが居た。
シリウスとジェームズは相変わらずで、私が昨日言ったことをなんとも思ってないのか、普通に手を振ってきた。
「A、早く行かないと朝食に間に合わないよ」
「リーマス！けど…」
「あの二人はきっと何とも思ってないよ、スネイプだってやられっぱなしじゃないらしいし」
ほら、というリーマスの視線の先のシリウスとジェームズは確かに昨日には無かったかすり傷があった。
***
「そしたらスニベルスのやついきなり呪文を出してきてさ！」
「あれはさすがに驚いたよな！昨日の結果は引き分けってとこだった」
二人は目をキラキラさせながら昨日のことを話していた。
シリウス達が言うには、スネイプは闇の魔法に関する知識が深いらしい。
それと結びつくわけじゃ無いけれど、闇の魔術に対する防衛術の時に彼が1番呪文を使い分けるのが上手だった。
「それでその傷ができたの？」
誰も振れなかった二人の頬のキズについてピーターが話し始めた。
「スニベルスが負けっぱなしだったらこの傷を付けさせてやっただけさ」
「実際俺らが勝ってたしな」
本当のところは分からないが、成績優秀な二人に傷をつけさせるスネイプもまた成績が優秀なことが伝わった。
「強がらなくてもいいのよ？医務室へ行ってマダム・ポンフリーに治してきてもらえばいいのに」
私が心配して言うと、こんなの傷のうちじゃない、と二人が声を揃えた。
***
リーマスside
明後日は満月
A達には「お母さんが病気だから少しの間家に帰る」と言ってあからじめ説明はしておいた。
人狼になると噛むべき対象の人間から引き離され、代わりに僕は自分を噛み、そして引っかく。
だから顔や体の傷が絶えず増えていき、治ったところでまた増える。
もうこんな自分には飽き飽きだ。
僕が人狼だと知ったら、みんなはどんな目で僕を見るだろうか
結果なんて分かりきっているのに、僕は初めてできた友達を失いたくなかった。
***
Aside
最近、リーマスの元気がなくなってきたように思える。
明らかに目の下にクマができて、頬も少しやつれたような感じがする
そういえばお母さんが病気で少しの間家に帰るらしい
私は彼が何かとても重い悩み事を抱えているように見えた。
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ユマ(プロフ) - 9と4分の3番線が9と3分の4番線になっちゃってますよ💦このままじゃ10と3分の1番線になっちゃう、、、 (3月21日 10時) (
レス) @page7 id: c63c25d140 (このIDを非表示/違反報告)
うか(プロフ) - 好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ最死ん頑張ってください💪(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2月3日 22時) (レス) @page11 id: 3da31f1962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2024年1月13日 23時
