検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:2,135 hit

TEST as LIVE〜バンド結成の意味〜 ページ4

ユイは、夕日が落ちつつある夕方5時に、西口の駅前でMYOのメンバーを待っていた。
ユイは、『RYTHEM in OUT』を歌っている人気バントの『SKY in Blue』が歌っている『WING in SIDE』を聞いていた。
その時のユイには、後ほど彼らに会うことになろうとは――
「おーい!あ、そういえば名前聞くの忘れたな」
遠くから、声をあげながらアキが走ってきた。
「アキさん」
「ごめんね、待った?」
「いえ、全く。そんなに急がなくても良かったのに」
「いやぁ、可愛い女の子を待たせるのは良くないだろう!と思ってキラとカイを置いて走ってきた!」
頭をポリポリと書きながらアキはそう言った。
「そうなのですか...。あ、えっと」
「キラとカイが来たら行くからね。そう長くはかからないと思うけど、7時くらいになるだろうから、親とかに連絡しておいて」
アキは、周りをキョロキョロと見ながらそう言った。
「あ、今日、親は帰ってこないので大丈夫です」
「そうなのか、じゃあ問題は無いな...。って父親もか?」
「はい。お父さんは海外出張中なので関係ないです」
ユイは、ニコニコと笑いながら答える。
「そうか...。まぁそう遅くならないようにはするが、安心はしたな。あ、そういえば名前聞いていなかったみたいだが...」
「みたいって...聞かれてないですが...。館花唯歌です」
「そうか!ではユイだな!よろしくなユイ!」
アキは、即座に呼び名を考え、そう腰に手を当てて言った。
「おーい!」
「お、キラ!カイ!遅いぞ!」
遠くから、キラとカイが走ってくる。
そんな2人に手を振りながら、アキはそう叫んでいた。
「ごめんな!遅れちまって!あぁ...名前...」
「あぁ...えっと、ユイって言います。あぁ、館花唯歌...です」
突然名前を聞かれ、焦りながら答えるユイ。
そんなユイの名前を、3人はニコニコと笑いながら聞いていた。
「そうですか。すみません遅れてしまって」
「いえ、全然」
「では、行きましょうか!」
そう言って連れてこられたのは、ライブハウスのような場所だった。
「連れてきましたよ、先輩」
低い声を出しながら、キラは奥にいる男達に声をかける。
そこにいたのはーーー
先ほどまで聞いていたバンドーSKY in Blueのメンバーだった。
「来たわね!ボーカルちゃん」
「・・・」
早々に話しかけたのは、紀藤義実、通称「YOSI」であるスカブルのリーダーである。
その声は、女口調であり、どこかテレビと印象が違う。
「あら、女の子?アタシたちと同じなのね」

TEST as LIVE〜先輩バンド〜→←TEST as LIVE〜ボーカリストの道〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:バンド , 音楽 , 小説   
作品ジャンル:その他, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Hi-chan | 作成日時:2017年6月27日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。