検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:2,129 hit

original of LIVE〜その音は早く激しくなっていく〜 ページ24

「これで曲が完成だ!」
――――俺にも、できることがあってよかった。
『よかった。』
「これから、メロディー考える担当お前な!」
『任せろ』
セイが、背中をばしばし叩きながら言うと、カイは自信満々でそう打って見せる。
『ありがとうございました』
――――ってあれ…?
カイは、そう打ってライに見せようと思ったが、肝心のライがいなくなっていた。
恥ずかしくなって、すぐさま打った文を全て消す。
『ライさんどこ行ったんですか?』
「作詞の方に行ったんじゃないか?」
「足が速いからなぁ」
「まぁ、ライは良いから仕上げと練習いっちゃおうか!」
こうして、作曲は完成した。
キラは伴奏を考えて、アキはリズムを、カイもメロディーを考えたことから、この曲はMYOの協力作品と化しそうだ。

数分後に、ライがスキップしながら戻ってくる。
「どう??曲は完成した??」
「しましたよ〜!聞いてみますか?」
『メロディーとあってるか知りたくて』
「聞かないわよ。教えもしないから。作詞も完成したから、早く合わせたいってヨシが言ってるわ」
「じゃあ、行きましょうか」
こうして、作曲担当の彼らとライは、ヨシとユイの元へ行く。
ヨシとユイは、作詞が完成したにも関わらず、まだ唸っていた。
「この歌詞どうにかなりませんか?もっとこう……女子っぽく…」
「なによ〜!それでいいじゃない。かっこいいわよ」
「そうだよ、ユイ。そのままが良いよ」
ライは、話してる二人に割って入る形で、そう言った。
「ライさん。でもこれ…口悪すぎじゃ…」
「スッキリするじゃん!伴奏もそうだったし、大丈夫だよ!さ、合わせよう!」
ライは、手を叩きながら、みんなを集まらせた。
「デモどこにある?」
「取り出してないけど、パソコンの中にある」
そう言いながら、コウはパソコンをライに手渡す。
その画面には、さっきの曲の再生画面が表示されている。
「じゃあ、はいこれ。再生画面押してね。で、これが歌詞」
そう言いながら、ライはパソコンと引き換えに歌詞の書かれた紙を渡していた。
ユイとヨシは、それを見た後に、イヤホンをつけてから再生した。
ベースの音がゆっくりと流れだす。その音はゆっくりで癒される。
だが、Aメロに近づくにつれて、その音は早くなり、激しくなっていく。
「!!!!」
その曲はまさに、あの歌詞と合うメロディーだった。
気持ちがいい音。今にでも歌いだしたい。
その気持ちが抑えられなくなり、サビに入るなりユイは大きな声で歌い始めた。

original of LIVE〜彼らに合わせて歌い始める〜→←original of LIVE〜オリジナル作曲〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:バンド , 音楽 , 小説   
作品ジャンル:その他, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Hi-chan | 作成日時:2017年6月27日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。