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第100話 ページ4

爆破された車両の上空で、ヘリの音がする。耳をすますと、どうやらそれはこちらに向かってくるようであった。

「や‥‥‥、やめてくれ。」

 裏切られた。僕は、裏切られた。

仲間だと思って信頼していた鬼兵隊に。家族として、一番大切にしていた妹に。

 銃口を、こちらに向けられる。そして、銃弾の雨が情け容赦なく降り注ぐ。

辛うじてそれは外れていくが、隊服が引っ掛かっていた所に運悪く当たってしまう。そして、僕の体は宙に舞った。



 やめてくれ。僕は、こんな所で死ぬ男じゃない。

やめてくれ。僕は、もっとできる男なんだ。もっと、もっとーーーー

 過去の記憶が、よみがえる。幼い頃の悲しい、苦しい記憶が。

兄上にばかり注意を向けて、僕に冷たい態度を取り続ける家族。大人たちからは天才と呼ばれる一方で、僕を妬み、いじめぬいた同門生たち。

 なんで。なんでみんな僕を見てくれない。こんなに頑張っているのに、僕は何も悪くないのに。

もっと僕を見てくれ。もっと僕を誉めてくれ。僕を、一人にしないでくれ。

隣にいてくれ。

僕の隣で、この手を握ってくれーー!!

 右手に、体温を感じた。それと同時に僕の身体も止まる。上を見上げると、近藤が僕の手を握りしめていた。

「兄上ーーっ!!」

伊東「こ‥‥、近藤!? A!?」

第101話→←第99話


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設定タグ:銀魂 , 真選組 , 伊東鴨太郎   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 沖田桜華さん» ありがとうございます!そうですよね!これからも頑張って更新致しますので、どうかよろしくお願いいたします! (2018年10月20日 18時) (レス) id: 2de80711c6 (このIDを非表示/違反報告)
沖田桜華 - とても面白いです!動乱篇は実写でも取り入れられましたし、ほんとに泣けます…続き楽しみです。 (2018年10月20日 14時) (レス) id: 98b8c85960 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2018年9月11日 13時

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