検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:13,272 hit

第114話 ページ18

夜。俺は、万斉から一連の報告を受けていた。頭に包帯を巻いているのを見るに、どうやら怪我をしたらしい。

高杉「‥‥そうかい。伊東は死に、真選組が生き残ったか。存外、まだまだ幕府も丈夫じゃねえか。

いや、伊東がもろかったのか。

それとも。万斉、お前が弱かったのか。」

 万斉が、三味線を弾く手を止める。そして、万斉はこう言った。

河上「元々今回の仕事は真選組の目を幕府中央から引き離すのが目的。『春雨』が無事密航し、中央との密約が成ったとなれば戦闘の必要もなし。

牽制の意は果たしたでござる。」

高杉「俺ぁ真選組を潰すつもりでいけと言ったはずだ。」

 言うと、万斉はすっくと立ち上がる。
そして、あろうことか万斉は弁明を始めた。

河上「何事にも必要なのはノリとリズムでござる。これを欠けば何事も上手くいかぬ。ノれぬとあらば即座に引くのが拙者のやり方。」

 万斉からの反論に、俺は嫌味の一つでも言いたくなる。

高杉「万斉、俺の歌にはノれねぇか。」

去り際、万斉がポツリと呟く。

河上「白夜叉が、俺の護る物は今も昔も何一つ変わらんと。

晋助、何か解るか。

最後まで聞きたくなってしまったでござるよ。

奴らの歌に聞き惚れた。拙者の敗けでござる。」

 言い残し、万斉は部屋を出る。その様子を見届けた俺は、三味線をまた弾き始めた。

第115話→←第113話


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 真選組 , 伊東鴨太郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 沖田桜華さん» ありがとうございます!そうですよね!これからも頑張って更新致しますので、どうかよろしくお願いいたします! (2018年10月20日 18時) (レス) id: 2de80711c6 (このIDを非表示/違反報告)
沖田桜華 - とても面白いです!動乱篇は実写でも取り入れられましたし、ほんとに泣けます…続き楽しみです。 (2018年10月20日 14時) (レス) id: 98b8c85960 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: x他1人 | 作成日時:2018年9月11日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。