第114話 ページ18
夜。俺は、万斉から一連の報告を受けていた。頭に包帯を巻いているのを見るに、どうやら怪我をしたらしい。
高杉「‥‥そうかい。伊東は死に、真選組が生き残ったか。存外、まだまだ幕府も丈夫じゃねえか。
いや、伊東がもろかったのか。
それとも。万斉、お前が弱かったのか。」
万斉が、三味線を弾く手を止める。そして、万斉はこう言った。
河上「元々今回の仕事は真選組の目を幕府中央から引き離すのが目的。『春雨』が無事密航し、中央との密約が成ったとなれば戦闘の必要もなし。
牽制の意は果たしたでござる。」
高杉「俺ぁ真選組を潰すつもりでいけと言ったはずだ。」
言うと、万斉はすっくと立ち上がる。
そして、あろうことか万斉は弁明を始めた。
河上「何事にも必要なのはノリとリズムでござる。これを欠けば何事も上手くいかぬ。ノれぬとあらば即座に引くのが拙者のやり方。」
万斉からの反論に、俺は嫌味の一つでも言いたくなる。
高杉「万斉、俺の歌にはノれねぇか。」
去り際、万斉がポツリと呟く。
河上「白夜叉が、俺の護る物は今も昔も何一つ変わらんと。
晋助、何か解るか。
最後まで聞きたくなってしまったでござるよ。
奴らの歌に聞き惚れた。拙者の敗けでござる。」
言い残し、万斉は部屋を出る。その様子を見届けた俺は、三味線をまた弾き始めた。
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薫(プロフ) - 沖田桜華さん» ありがとうございます!そうですよね!これからも頑張って更新致しますので、どうかよろしくお願いいたします! (2018年10月20日 18時) (レス) id: 2de80711c6 (このIDを非表示/違反報告)
沖田桜華 - とても面白いです!動乱篇は実写でも取り入れられましたし、ほんとに泣けます…続き楽しみです。 (2018年10月20日 14時) (レス) id: 98b8c85960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薫 x他1人 | 作成日時:2018年9月11日 13時