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第104話 ページ8

河上「太刀筋が‥‥‥、リズムが見えない!」

銀時「どけええ! このやろう!」

 激しい斬り合いの中、俺は叫んだ。

 線路を爆破されてしまっては、新八も神楽も、真選組の連中も、Aも生きているかどうかなんてことは定かではない。

しかし、あいつらならばすんでのところで爆発を逃れていると信じたい。

 奴が、部下を身代わりにして俺の攻撃を防いだ。二、三人程の男が俺に斬りかかってくる。そいつらに反撃しながら、俺は言った。

銀時「てめーらはどけって言ってるのが分かんねぇのかよ!

てめーらみたいなタコ助にかまってる暇はねぇんだよ!」

 相手は何も言わずに三味線を振りかぶる。そして、俺が近づくタイミングを逃すはずもなく、奴は宙に舞った。

銀時「弦!?」

 一瞬の隙を突かれ、一切の身動きを封じられる。三味線の弦を利用して、だ。

河上「無理はせぬがいい、手足がちぎれるでござる。

今更助けに行ったところでもう遅い。

主はまだ、仲間が生きていると?

たとえあの爆発の中を生き残っていようと、策は幾重にも弄しているでござる。

真選組は消える。」

 相手に何を言われようが、俺には行くべき理由がある。なぜなら。

河上「手足がちぎれると言ったはずでござる!」

銀時「誰があんな連中助けに行きてえかよ。

止まらねぇんだよ。体が言うことを聞かねぇ。勝手に前に引き寄せられる。

前からも後ろからも、糸がからまって引っ張ってきやがる。うっとうしくて仕方ねえ。

手足の一本や二本、くれてやらぁ。

んだが、肉は切れてもこの糸‥‥

腐れ縁! 切れるものなら切って見やがれ!」

 俺は叫び、弦を振り切る。そのまま動かない電車へと向かうが、上空には一台のヘリが。

このままではまずい。俺は直感した。

怪我をしようがこの際関係ない。急いで電車に行かねば。

 しかし、あと一歩。それは叶わなかった。

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設定タグ:銀魂 , 真選組 , 伊東鴨太郎   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 沖田桜華さん» ありがとうございます!そうですよね!これからも頑張って更新致しますので、どうかよろしくお願いいたします! (2018年10月20日 18時) (レス) id: 2de80711c6 (このIDを非表示/違反報告)
沖田桜華 - とても面白いです!動乱篇は実写でも取り入れられましたし、ほんとに泣けます…続き楽しみです。 (2018年10月20日 14時) (レス) id: 98b8c85960 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2018年9月11日 13時

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