第38話 ページ40
篠原「どうして抵抗するんだい? A。俺の知っている君はもっと‥‥、素直な筈なのに。」
「やめて、やめてよ! 何するの!? 篠原さん! 嫌だ!」
じたばたと抵抗するAを捕らえ、強引に口づけを施す。先生の目の前で、というのは実に気が引けるが、それはもう仕方がない。
Aがおとなしくなった所を見計らい、唇を離す。二人の間にできた糸をぷっつり切ると、先生が彼女の頭を撫でた。
伊東「どんな君も愛してる。僕の可愛いA−−」
「に、上。‥‥兄上、」
蚊の鳴くような、小さな声。Aの大きな瞳には、珍しく涙が。
「どうして、こんなことを‥‥」
伊東「それは君が一番分かってるはずだよ。」
兄弟間での恋愛。それは禁じられているからこそ燃え上がる。
そして、横恋慕。
先生のことを止めないといけない、そう思っていたのに。沸き上がってきた恋愛感情を留めておく術を知らぬが故に、こうした行為に走る。
篠原「A。」
そしてもう一度、今度はさらさらとした髪にキスを落とす。彼女は、Aはもう、抵抗する事を諦めたらしい。
俺のなすがままを、全て受け入れた。
それでも、両手を拘束された事には驚いたようで。俺の顔を見ては、しきりにまばたきをしている。
「これは?」
伊東「僕らを繋ぐ証、とでも言えばいいかな。」
そして俺達は、声を揃えてこう言った。
2「「愛してるよ、A‥‥」」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
56人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
薫(プロフ) - スー☆さん» ありがとうございます!嬉しいです!これからも頑張って更新します故、よろしくお願いします。 (2017年11月5日 11時) (レス) id: db84894ca1 (このIDを非表示/違反報告)
スー☆(プロフ) - 続きが気になります!! (2017年11月5日 0時) (レス) id: 6b91c09b66 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:薫 x他2人 | 作成日時:2017年7月15日 15時