第１１話 ページ13
銀時｢ったく、伊東の奴‥‥｣
はーい。万事屋銀ちゃん、沖田君の依頼により、ただ今伊東の件について調査中でーす。
山崎｢旦那、あんぱん食べますか？｣
銀時｢お、センキュ。｣
真選組の屯所の、かなり奥の部屋。そこに例の奴がいるかもしれない、ということでジミー達と張り込みをしているのだ。
神楽｢銀ちゃん、まだ来ないアルか？｣
銀時｢バカ！ でかい声出すんじゃねぇ！ 見てわかんねぇのか！｣
新八｢ていうか、山崎さん？ そんな格好で大丈夫なんですか？｣
山崎｢シーッ‥‥。旦那、あの子じゃないですか？｣
ジミーが指を差したため、息をひそめて様子をうかがう。
部屋に入ってきたその姿は、俺があの時に見たガキと確かに重なる。
長く、艶のある金髪。小柄な身体。大きな瞳。ほとんど間違いはなかった。
｢‥‥‥？｣
不意に、そのガキがこちらを見た。そのまま微動だにしないところを見る限り、俺たちがいることを認識し始めているらしい。
銀時｢伏せろ！ 気づかれる！｣
｢誰か、いるの？｣
伊東｢どうかしたのかい？ A。｣
｢先生、なんか、そこの庭に誰かいるような気がして‥‥｣
伊東｢大丈夫だよ、A。あそこにいるのは少々大きな猫だ。｣
｢本当！？｣
伊東｢ああ。噛まれるといけないから、むやみに触っちゃいけないよ。｣
｢はい。｣
一連のやり取りを終え、二人はどこかへと立ち去って行った。
新八｢‥‥行きましたか？｣
銀時｢行ったな。｣
本当に危なかった。もう少しで見つかる所だった。
新八｢あ、危なかったですね‥‥」
山崎｢こりゃ一筋縄じゃあいかないなぁ‥‥‥｣
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薫(プロフ) - スー☆さん» ありがとうございます！嬉しいです！これからも頑張って更新します故、よろしくお願いします。 (2017年11月5日 11時) (
レス) id: db84894ca1 (このIDを非表示/違反報告)
スー☆(プロフ) - 続きが気になります!! (2017年11月5日 0時) (レス) id: 6b91c09b66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫 x他2人 | 作成日時：2017年7月15日 15時
