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僕は訳もわからず振り返る。
スルーって…挨拶したじゃないか。
あれ、でもこんな可愛い女性、うちの事務所にいただろうか。
「最近のヌナ、ホントに可愛いよね！」
「ふふ、ありかとリョウク。ミンくんのおかげなの」
「ヒョンの？ヌナと仲良かった？」
「リョウクこそ…こんな可愛い女性とどこで知り合ったんだよ」
「はぁー？何言ってるのヒョン。ずっといたでしょ、そこに」
そういって指差したのはレッスン室と同じ階にある事務の部屋。
あの…地味子ちゃんのいる部屋。
でもそこの部署は彼女の他には男性社員しかいなかったはず…
あれ？ん？ってことは…？
「ワンピース着てみたのに。スルーなんだとん、ミンくん」
僕はこんなに可愛く笑う女性なんか…知らない。
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作者名：Mey
| 作成日時：2014年3月6日 4時
