嗚呼綺麗だ ■桜華忠臣■ ページ1
『Aはおらぬか！！！』
バーン！！！と扉を開け放ち
何故かしたり顔で居るのは忠臣だ。
「…いますよもちろん。なんですか、騒がしい」
『なっ…我が来てやったと言うのに！！』
キーキーと怒り出す忠臣。
なんだか今日は上機嫌な様だ。
「で、今日はどうされたんですか、総帥様」
『なっ…Aまでそう呼ぶのか！？』
酷く驚いたような顔でこちらを見るのだから
嗚呼、そう呼ばれたくないのかとすぐに察する。
「…忠臣。今日は一段と機嫌よくどうしたの？」
『実はな、今日はAを誘いに来た。』
「誘い…？」
いつもはやれ話し相手になれだのケルパーズの面倒を見ろだの言うあの忠臣が誘い？？
「…明日は、雪でも降るのかしら」
『本当に今日のAは失礼だな！？』
忠臣がワーワーと騒ぐ。全く話が進まない。
「で、なんのお誘いかしら？」
戦いなどなら御免よ、と言おうとした私の口は
開くだけで終わった。
『我と夜桜を見ようではないか？』と
上機嫌に笑みを浮かべる忠臣に私は開いた口が塞がらない。
「よ、ざくら？」忠臣の言葉を復唱すると
忠臣はうむ、と頷く。
『どうやら今日が見頃なのだそうだ。ぜひお前にも見せたいと思ってな』
照れくさそうに笑う忠臣は何時もより大人びて見えた。
「…でも、私の外出は先生が許してくれないと…」
『許可ならもう取った。さぁ、行こうではないか！』
軽々と私を姫抱きして外に歩き出す忠臣。
その横をケルパーズが並んで歩き出す。
「ちょっ…！忠臣！！」
『じっとしておけ、A』
暴れても仕方ないのでじっとしていると、
目の前に暗闇の中淡く光る桜が見えた。
「っわぁ…！」私が感嘆の声を上げると
忠臣がふふん、と殊勝に笑いながら私を下ろす。
「初めて見たけど、とても、綺麗ね」
『嗚呼、綺麗だろう？しかし今だけはAの方が綺麗だぞ』
「えっ…？」
思わず忠臣を見ると、ニヤッと笑って私は抱き寄せられる。
『いい加減我の気持ちに気づいたらどうだ？
愛いやつめ』
「…狡いじゃないの？」
舞い散る花びらの下、どちらからともなく唇を重ねる。
あまい、甘い、恋の始まり
✄−−−−−−ｷﾘﾄﾘ−−−−−−✄
ひえぇ…グダグダ…すみません泣
頑張ります
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玲愛(プロフ) - ゆゆゆさん» ありがとうございます！少々お待ちを！！ (2020年1月4日 16時) (
レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - 了解です！！続編楽しみにしてます！！！ありがとうございます！！（？） (2020年1月4日 16時) (レス) id: 8803ed18e1 (このIDを非表示/違反報告)
玲愛(プロフ) - ゆゆゆさん» うぁぁぁ熱烈なコメントありがとうございます！！（？？？？？）続編の方で書いてもよろしいでしょうか！わかりました！！(返事来てない) (2020年1月4日 16時) (レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - リクエストいいでしょうかぁ！！ありがとうございます！！（まだなにも言ってない）マルコスくんとアタリくんで取り合いお願いします！！ありがとうございます！！（だからまだなにも言ってない） (2020年1月4日 16時) (レス) id: 8803ed18e1 (このIDを非表示/違反報告)
玲愛(プロフ) - もちこさん» うああぁ！！喜んでもらえたなら何よりですっ！！またのリクエストお待ちしています！ (2019年12月27日 14時) (レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：覚くん | 作成日時：2019年11月24日 0時
