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愛、なんて知らない ■グスタフ・ハイドリヒ■ ページ2

グスタフ視点

昔から俺は、毒兵器として育てられ、扱われていた。
だからなのだろうか。人を愛す、という行為がわからなくなっていた。
人に愛される、なんてもってのほかだ。

だからAが俺に抱きついてきた時
大きく振り払ってしまった。
「わわっ!?」ゴロンゴロンと転がり壁に激突するA
罪悪感が胸をよぎるが、毒で殺すよかマシだろう

『ちょ、ちょっと!?グスタフ何してんの!』近くにいたマルコスがAの元に駆け寄る。
その様子を見て、何故だか心が酷く傷んだ。

『…くだらん』

そんなふたりを置いて、俺は部屋に戻った。


「…ス……さー………」
「グ…タフ………ん!」
「グスタフさん!!」

喧しい、誰だ俺の名を叫ぶのは。

『何だ…寝起き早々喧しッ…!?』
寝ぼけ眼を擦りながら起き上がると、
そこには先程強く振り払い転がって行った
Aがむくれてベットに座っていた。

『おっ…お前なんでここに!?』
「なんで、って!謝らせてくれないから謝りに来たんですよ!」
Aがぷんすかと怒る。
…?俺が謝るべきじゃないのか?

『え、お、俺が謝るべきじゃないのか?』
「え、なんでですか。私がグスタフさんの、機嫌が悪い時に声掛けちゃったのが悪いんですもん」

当たり前のようにAが言う。

そんなAを見て、なぜだか俺はとても胸が暖かくなり、思わずAを抱きしめる。

しかし、直ぐに毒のことに気づいて離れようとした。
しかしAは離れない。

『馬鹿!!お前毒が回って死ぬぞ!?』

「…?死にませんよ、私毒耐性付いてますもん」

…確かに、これだけ引っ付いているのに
目眩や頭痛の症状が見られない。

「グスタフさんのこと好きすぎて、毒耐性付いちゃったみたいです!」
にひひーっと得意げに笑うAに
柄にもなく胸が痛む。

…これが、愛するということならば

俺は、Aを、愛しても、いいのだろうか

其れを問うかの如く、俺はもう一度強くAを抱きしめた。








✄−−−−−−キリトリ−−−−−−✄

下手くそかほんと…()
駄作ばかりですいません…

守りの君 ■ジャスティス・ハンコック■→←嗚呼綺麗だ ■桜華忠臣■



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玲愛(プロフ) - ゆゆゆさん» ありがとうございます!少々お待ちを!! (2020年1月4日 16時) (レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - 了解です!!続編楽しみにしてます!!!ありがとうございます!!(?) (2020年1月4日 16時) (レス) id: 8803ed18e1 (このIDを非表示/違反報告)
玲愛(プロフ) - ゆゆゆさん» うぁぁぁ熱烈なコメントありがとうございます!!(?????)続編の方で書いてもよろしいでしょうか!わかりました!!(返事来てない) (2020年1月4日 16時) (レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - リクエストいいでしょうかぁ!!ありがとうございます!!(まだなにも言ってない)マルコスくんとアタリくんで取り合いお願いします!!ありがとうございます!!(だからまだなにも言ってない) (2020年1月4日 16時) (レス) id: 8803ed18e1 (このIDを非表示/違反報告)
玲愛(プロフ) - もちこさん» うああぁ!!喜んでもらえたなら何よりですっ!!またのリクエストお待ちしています! (2019年12月27日 14時) (レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:覚くん | 作成日時:2019年11月24日 0時

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