【忍たま】姉は弟になかなか会えない

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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿一方ここは忍術学園の保健室。


「ぞわわ……」
「伏木蔵？どうかしたかい？」
「いえ！あ、先輩、包帯巻き終わりました！」
「ああ！ありがとう！」


例の姉の弟である伏木蔵は、謎の寒気を感じていた。


(今の寒気は……スリルとサスペンスの予感！？)


だが、彼は謎の寒気に怯えるわけでも不安がるわけでもなく、逆にワクワクとした表情で目を輝かせる。


「そうだ伏木蔵、この後時間空いているかい？」
「空いてますけどどうかしましたか？」
「そろそろ新野先生が出張から帰っていらっしゃると思うから、薬草を取りに行こうと思っていてね。一緒に来てくれたら嬉しいなぁって」
「もちろんです！一緒に行きます！」
「ありがとう！それじゃあ先生が帰っていらっしゃる前に片付けと準備を終わらせておこう！」
「はい！」



『スリルとサスペンスは薬草取りの先に待っているかもしれない』


彼はそう思いながら包帯を片付け始めた。





この先、彼を待ち受けるのは果たして“スリルとサスペンス”なのか。

それとも“不運”か。


もしかすると、もっと危険な姉(ヤバいもの)かもしれない。

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