【オフ】教授と新人の喧嘩（4 ページ10
em「私は、もうA君のことを怒ってなんかいません。もう許しています。物はいつか壊れてしまいますし、あれは相当年季が入っていたものですから。…でも、私、事故があった時。色々ストレスが溜まっていたんです。論文に追われ講義に追われ。休み時間に済まそうとしても、生徒からの質問攻め。そしてその事故があったとき、ストレスが爆発してしまって…」
zm「でも、エミさんもう許してんねんやろ？何で…」
em「私、そのときA君に強く当たってしまったんです。それで、その後A君が…謝ろうとしたんでしょうね。私に声をかけたんです。でも、私それを無視してしまって…。おかしいですよね。
自分の都合で人に、ましてや教え子にストレスをぶつけるなんて」
ut「……」
em「それで、私がA君を無視してしまったとき、見たんですよ。彼の辛そうで悲しそうな表情が。その後、私から声をかけようとしたんですが、
その度に彼のあの表情が頭に浮かんでしまって……
彼にはもう、嫌われてしまっている」
tn「エミさんっ、それは…！」
？「…教授」
声のした方を見ると、そこには真っ赤に目を腫らしたA君と、オロオロしたショッピ君がいた。
kn「A君！」
「おい、教授。いや、エーミール」
em「え、え？あ、えと」
A君はエーミールに詰め寄ると、いきなり胸ぐらを掴み拳を振り上げた。それを鬱が制する。
ut「ちょっと待てやA君！暴力はあかん！」
em「…A、くん…」
「…おい、あんたは自分が悪いって、そう思ってんのか？」
em「え…は、はい。だって、私が八つ当たりなんて…」
「ふざけんな！俺が悪いに決まってるじゃん！何でお前は自分のことを悪く言ってんだよ！」
em「でもっ…私あなたに酷いことを…」
「俺が悪いのに、何で、どうして怒らないんだよ！あんたは俺と出会った時から、…ずっと、ずっとそうだ！」
em「………。A君。」
「……？」
em「だって…。
大好きな人は…嫌いになれないでしょう？」
「…！」
A君はエーミールの胸ぐらから手を離し、拳を降ろすと、つい数十分前と同じように泣き出してしまった。
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ぷるるたぶ - 大貴@眠いさん» 有難うございます！頑張りますね！ (2019年11月18日 0時) (
レス) id: bd2423c0a6 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるるたぶ - ter3さん» すみません！諸事情で投稿遅れていますが、頑張ります！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: bd2423c0a6 (このIDを非表示/違反報告)
ter3(プロフ) - エミさん起きてめっちゃ泣きました！！エミさぁぁぁぁあん (2019年11月14日 6時) (レス) id: 7aaf52466e (このIDを非表示/違反報告)
大貴@眠い(プロフ) - 兄さんの登場に、泣きました。エミさんが無事起きたのに、さらに泣きました。素敵な小説です。続きを楽しみにしてます。 (2019年11月14日 2時) (レス) id: ffd2ea8bcc (このIDを非表示/違反報告)
ter3(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2019年11月3日 17時) (レス) id: 7aaf52466e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷるるたぶ | 作成日時：2019年10月20日 1時
