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小|中|大|叶わなかった願い
『「私」には、帰らなくてはならない場所があった』
・・・思えば、後悔だらけの一生だったと思う。
画面を見ながらふと、そう思った。
それは、自分のことなのか。
それとも、この「画面」だったのか。
生まれ、生き、友達が出来て、幸せになって。
それが、あたりまえになっていた。
ーーいや、『あたりまえ』であってほしかった。
なんて、そんな願い。
だって、人生の終わりは幸福だ、なんて。
劇なんかのように美しい終わりみたいなもの、なんて。
そんな事、きっとない。
一人の結末。『あたりまえ』を望んだモノの末路。
道路を赤い色で染めながら、虚ろな眼は、空を見上げているようだった。
彼女がまだ生きているなら、「どうして」とでも言いそうな悲痛な顔をしていた。
傷つけ合い、疑い合い、孤独になって、死んでいく。
それが、終わりの答え。
これが、この世界の『あたりまえ』
でも、幸福があたりまえであってほしいと思うから
人は前に進む。そう、『画面の彼女』も。
ーーそして、「私」も。
画面が消える。明日も消える。
今日が、世界が、巻き戻っていく。
私と、この場所を置いて。
さあ、もう一度。
もう一度、貴方にーー
「最初から」執筆状態:連載中
『「私」には、帰らなくてはならない場所があった』
・・・思えば、後悔だらけの一生だったと思う。
画面を見ながらふと、そう思った。
それは、自分のことなのか。
それとも、この「画面」だったのか。
生まれ、生き、友達が出来て、幸せになって。
それが、あたりまえになっていた。
ーーいや、『あたりまえ』であってほしかった。
なんて、そんな願い。
だって、人生の終わりは幸福だ、なんて。
劇なんかのように美しい終わりみたいなもの、なんて。
そんな事、きっとない。
一人の結末。『あたりまえ』を望んだモノの末路。
道路を赤い色で染めながら、虚ろな眼は、空を見上げているようだった。
彼女がまだ生きているなら、「どうして」とでも言いそうな悲痛な顔をしていた。
傷つけ合い、疑い合い、孤独になって、死んでいく。
それが、終わりの答え。
これが、この世界の『あたりまえ』
でも、幸福があたりまえであってほしいと思うから
人は前に進む。そう、『画面の彼女』も。
ーーそして、「私」も。
画面が消える。明日も消える。
今日が、世界が、巻き戻っていく。
私と、この場所を置いて。
さあ、もう一度。
もう一度、貴方にーー
「最初から」執筆状態:連載中
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イア(プロフ) - アリアさん» 応援ありがとうございます! 中学2年生って、1番青春を楽しめる年だと思いますので、楽しい学生生活を送れるように願ってます!! (2018年6月9日 0時) (レス) id: 069c04d4ca (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 夢主が私と同い年で嬉しいです!これからも頑張って下さい♪ (2018年6月8日 22時) (レス) id: 39d0eaab79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イア | 作成日時:2018年4月29日 1時