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懺悔 ページ26

「Aにさ、ひどいこと言った」

そう言うとふっかさんは
また1本タバコに火をつけた。

「俺、目黒の言う通り。
Aに未練タラッタラなの。」

馬鹿みたいだよな、そう言うと
ふっかさんは煙を吐き出して
悲しそうに笑った。

「ハッキリ言って
目黒がいなかったら。
目黒とAが出会わなかったら
俺がまたAの隣にいれたんじゃないか。
そう本気で思ってる」

「、、、」

「でも、現実はAは目黒に堕ちて
俺はAに受け入れてもらえなかった。」

「、、、告ったんですか?」

「すがりついたよ。
あの日のAみたいに。
俺を好きだって、言って欲しいって。
でも、あいつ頑なに頷かないの。
、、2年間好き勝手やって傷つけてた
バチが当たったよ」

もう短くなったタバコを灰皿に押し付けると
ふっかさんも灰皿にタバコを押し付けた。

「その時に思った。
俺はもうAの隣には居られない。
どんだけ努力してもあの日には
戻れないんだって。」

2年間も忘れたことなかったのにな。
とふっかさんは乾いたように笑った。

「ふっかさん、俺」

「Aのこと、大事にしてやってよ」

「え?」

「俺が唯一最後まで幸せにしてやりたい。
って本気で思った人なんだ。」

「、、、俺、Aちゃんが好きです。
絶対あの手を離したくない。
相手がふっかさんであっても
その気持ちは一生変わらない、、です」

「なんで最後だけ敬語なんだよ」

そう言うとふっかさんは
ん〜と伸びをしながら

「タバコ。
表向きではラウールが加入したから
辞めたってことにしてたんだけど。
本当はAに健康のために
辞めて欲しいって
言われて辞めてたんだよ。
まぁでも、そのルールも破ったし」

俺って最低だな、そう言うと
ふっかさんはいつものように笑った。

「、、いや、ふっかさんは
めちゃくちゃいい男だと思います」

「目黒に褒められても嬉しくないな」

そう言ったふっかさんは
俺の肩に手を置くと

「今はお前に譲る。
でも、もしお前がAのこと
泣かすようなことがあったら
俺はお前から遠慮なくAを奪うから」

その時は文句言うなよ?
そう言うとふっかさんは
タバコの匂い消してこいよ〜と
ヒラヒラ手を振りながら
喫煙所を後にした。

「、、、吸わせたの誰だよ」

喫煙所を出れば
外の空気はびっくりするほど
綺麗で。

「、、早く会いてぇな、、、」

Aの顔を思い出しては
早く抱きしめたくて仕方なかった。

違う手※→←原因



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設定タグ:深澤辰哉 , 目黒蓮 , SnowMan   
作品ジャンル:タレント
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作者名:あやぴ | 作成日時:2021年9月7日 3時

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